このワイン、フランス最高評価本ギッド・アシェットで
1998年から2003年まで、6年連続で最高満点3つ★★★星獲得。
うち3回もラベル掲載が許されるクー・ド・クール(=最も衝撃的なワイン)賞
を受賞している怪物ワインなんです。
さっそく栓を抜いてみましょう。
真っ黒のネットリとした粘性の高い液体が
グラスに注がれるだけで濃厚な果実の香りが広がります。
そしてスパイス沢山の奥深い味わいが複雑に絡み合って口の中に広がります。
さらに最後の余韻が長く続きます。
2003年ヴィンテージが最高満点3つ★★★星と評価されたギッド・アシェット2006年版
には、あのロマネ・コンティもブルゴーニュ超大当たりの2003年が掲載されている
んですが、なんとその評価は2つ星に留まっているに過ぎません。
これこそ正真正銘ロマネ・コンティを完全に超えた世界唯一の偉大なるワインです。
久しぶりにコスパのいいワインに出会いました。
ちなみに、ラングドック・ルーション地方は、最近美味しいワインが多いですね!!!
ドメーヌ・フォンタネルは、南フランスはスペイン国境近くのルーション地区にある、
ペルピニャンの町から北西に30kmほどのトータヴェルという小さな村にあります。
そこに広がる畑は、地表から地下1mくらいのところに細く走る白い石灰質層や表土の
片岩(シスト)質に大理石が混じる独特の土壌です。
このトータヴェル村は近年になってその実力が世界に認められ、コート・ド・ルーション・ヴィラージュ
という産地名のワインの中でも、この村でできたワインついてはトータヴェルと特別にラベル表記も許されるほど。
あのフランス最高評価本クラスマンで、ロマネ・コンティを超える高評価を受けた
ドメーヌ・ガルディエ・コート・デュ・ルーションや、さらには僅か数km南下すると、
あの数万円の価格を付けるムンタダを造る幻の南仏最高峰と呼ばれるドメーヌ・ゴビーの醸造所もある、
まさにフランス全土のなかでも屈指の最高土壌が広がっている大注目産地なんです。
現当主ピエール・フォンタネル氏1989年にドメーヌの実権を譲り渡され、
ようやく自分の思い描いた農法で畑を耕すにことが出来るようになり少しづつ畑をならしていき、
現在、美しいルーシヨンの丘陵地帯に広がる畑で有機栽培、一部では無農薬栽培を実践し、
自分の想いを実現させるワイン造りに励んでいる造り手です。