僕のブログも、以前は、広告を載せていたが、その広告というのが、実にお下劣なものが多かった。
それで、ブログを見に来てくださった方々に不愉快な思いをさせてはいけないと思い、広告の表示機能をOFFにした。
特に無料のブログや掲示板に、これは青少年保護育成条例にひっかかるだろうというような、下劣なダウンロードコミックなどの広告が載ってくることがある。
まあ、アダルトのサイトなら、そういう意図でアクセスしてくる人向けの広告としてはさもありなん、と思うのであるが、普通の方のブログに、朝っぱら、というか昼間っぱらから、そういう広告を載せるのはいかがなものか。
先日、
東京都の保護育成条例改正案が、反対多数で否決されたが、国際的に児童ポルノの取り締まりも厳しくなる中で、巷にあまりにも不快なほどに猥褻なものが氾濫している現状を何とかしようという試みも一理あると思うのである。
もちろん、僕はファシストではないから、何が芸術で何がそうでないか、などということを声高に論じるつもりはない。
ただ、こういう現状は、欧米各国と比べると非常にだらしない印象をうける。
欧米に行って解ることであるが、猥褻な表現物は、非常に厳重に管理された中では全てがあるのであるが、子供が暮らす日常生活の中では、ほとんど見かけることはない。この点は、欧米社会は非常に成熟していてこういうものに対する対応がおとなである。
一方、日本では、非常に扇情的な漫画や雑誌が、ふつうのコンビニ、書店でも、子供の目に触れるところにおいてある。先日、大手書店である、紀伊○屋に行った時、外国人(カナダ人)の観光客が、普通の雑誌のコーナーにその手の本が置いてあるのを見て、辟易しているところを偶然通りかかった。
こういうものの表現者と営利を求める出版社、コンビニ、書店、ブログ運営会社、ネット広告会社などを含めた社会一般が、もっとおとなの対応をすべきではないだろうか。山口の母子殺人事件などの凶行は赦すことは出来ないが、その前に、そうした萌芽を生み出さない取り組みを社会全体でしてほしいと思う。