浪華さくらそう会から会誌が送られてきました。
荒川(浮間・戸田・田島ヶ原)のさくらそうのふるさとについての興味のある記事です。
武田 久吉『桜草のふるさと』「科学画報」大正12年(1923年)四月号
「高原に自生する桜草と、荒川沿岸に繁生する桜草とは、・・・・・推測するには、戸田や浮間の桜草は、遠い昔の上流から、河水によって種子や時には根も運ばれて、生育に適した此の土地に移住したものであらう。然らばその原産地即ち故郷はといふと荒川の極の上流、秩父の奥で大約一千米前後高距を有する地であらねばならない。今日迄に得た報告によると、三つツ峰の附近大皿川にはその自生があるといふ。未だ自ら花期にかの其の地臨む機会はないが、信ずるに足る報告であるから、原産地の一とし此処を挙げることが出来よう。」
「両神紅」「小鹿野」「秩父紅」の名前の付いた「さくらそう」がありますが、自生種か疑問がありますが。
荒川(浮間・戸田・田島ヶ原)のさくらそうのふるさとについての興味のある記事です。
武田 久吉『桜草のふるさと』「科学画報」大正12年(1923年)四月号
「高原に自生する桜草と、荒川沿岸に繁生する桜草とは、・・・・・推測するには、戸田や浮間の桜草は、遠い昔の上流から、河水によって種子や時には根も運ばれて、生育に適した此の土地に移住したものであらう。然らばその原産地即ち故郷はといふと荒川の極の上流、秩父の奥で大約一千米前後高距を有する地であらねばならない。今日迄に得た報告によると、三つツ峰の附近大皿川にはその自生があるといふ。未だ自ら花期にかの其の地臨む機会はないが、信ずるに足る報告であるから、原産地の一とし此処を挙げることが出来よう。」
「両神紅」「小鹿野」「秩父紅」の名前の付いた「さくらそう」がありますが、自生種か疑問がありますが。