甲斐さんは「ボヘミアン・ラプソディ」の応援上映について
「ドッカンドッカン騒いでいいと思うんだけど国民性かなあ?」とか
盛り上がっているとお聴きになって
「イイぞ!イイぞ!ニッポン!」とおっしゃってましたが(笑)
今どきの若者は「体験にお金を使いたい」という傾向が強くなっているらしく
映画「君の名は。」のヒットも「クライマックスに生理的快感を与えてくれ
ライブのような体験的要素があり
映画館という場で、もう一度感動を味わいたい、誰かと共有したい
…という思いが、リピーターや口コミを生んだのではないか」と分析されていて
「コト消費」「トキ消費」を更に促すために
多彩なアイデアや仕掛けが生み出されているようで
例えば、パナソニックは、1年前からスタジアムでのスポーツ観戦の際に
様々な映像が楽しめるスマホ向けサービスを実施
専用の無料アプリを端末に入れて、スタジアムの無線通信網に接続すると
スタジアムの色々な場所に設置されているカメラの映像を選ぶことが出来るため
自席から見られない角度のプレーを見たり
見逃した瞬間の映像を巻き戻して見たり
試合の運営側が提供すれば、ルールの解説動画や多言語実況も楽しめるんだとか…
カープファンの皆さんにはお馴染みの「CCダンス」…
五回裏が終わると、スタンドの通路にいらしたビールの売り子さん達が
フェンス際で披露なさるダンス…を始め
バーベキューをしながら観戦できるテーブル席や
グラウンド間近でプレーが見られる「砂かぶり席」
ごろ寝観戦OKの「寝ソベリア」などのシートを設置したり
球場全体を周回できるコンコースという特徴を生かし
給食事業などを手がけるエーム社が売店を一括運営することにより
全部で25あるワゴン販売では、気温に合わせて
夏でもビールやかき氷を熱燗やココアに変更するなど
柔軟な対応を可能にしたりと
広島市民球場の建て替え計画を機に
球場にエンターテイメント性を加え「ボールパーク」化したメジャーに習って
老若男女が楽しめる空間を提供しているし
フェンシング界も、試合会場を劇場に移し
公演さながらに開演ブザーが鳴ると
フェンシング選手の衣装をまとったダンサーが
DJの流す音楽に合わせて踊るというオープニングに続き
ライトアップされた中、出場選手が登場
フェンシングを初めてご覧になる方のためのルール説明や
試合の解説が聴ける館内のラジオ放送があったり
選手の緊張感が判るように心拍数を大型スクリーンに表示したり
試合後、心拍数の変化のグラフを見ながら戦いを振り返ったり…と
「客席と選手の距離感を近くする狙い」は当たり
協賛金は6倍、入場券は完売、客単価も3倍以上にハネ上がり
選手からも「普通の大会と東京オリンピックの違いは、周りの注目度
観客との距離が近く、注目される中で経験を積めたのは大きい
世界でもなかなか出来ない」と概ね好評を得ているみたいです
Bリーグの千葉は、床や壁面に映像を映し出す
プロジェクションマッピングなどの演出に力を入れる他
「Putmenu」というアプリをダウンロードしておくと
座席はもちろん、会場内のどこからでも
飲食物の注文して、クレジットカード決済ができ
呼び出しを待ってカウンターに行けば
行列に並ばずに商品を受け取れるシステムを導入
将来的には、席に座ったままで商品受け取りが出来るような環境作りも検討中らしい
更にBリーグではAIを活用し
需要供給の変動に応じて、チケットの価格を変動させる
「ダイナミックプライシング」というサービスを開始
チームの順位や天候、繁閑期などの条件をもとに、座席ごとに価格を調整し
転売による高騰を防ぎ、空席の解消を目指す仕組みで
Jリーグの横浜マリノスやプロ野球のヤクルト、ソフトバンクも導入していて
ラグビーもサンウルブスが価格変動チケットを売り出すみたいですが
例えば、昨年のJ1は、イニエスタが加入した神戸の試合に需要が膨らみ
高額転売の対象となる可能性があったため
このシステムにより、価格が上昇
転売を防ぐ効果が見込まれた一方で
人気のない試合は値下げし、購入のハードルを下げて
観客席の稼働率アップを図るということで
観客にとっては支払い額が読みにくくなり
実質的な値上げを警戒する声が挙がったり
人気のカードは、更に利益を上積みできる反面
新規のファン獲得には直接繋がりづらい策のため
空席が目立つチームにとっては効果が実感しにくい点が指摘されていて
価格の意味を分析し、需要をいかに高めるかを考える必要があるようです
まあ、考えてみれば、JRや航空各社は
年末年始やGWなどの繁忙期には運賃を上乗せしているし
USJも料金変動制を導入したし
観戦チケットも需要と供給のバランスを考慮するのは当然といえば当然でしょうね?
メジャーリーグでは、エリアごとで一律の値付けではなく
個々の席ごとに価格が決まっていて
観客は予算に応じて、どの席が買えるか検索し
良い席で見るためにお金を多く払うとか
人気の試合は遠めの席で価格を抑えたい…という風に
個々のニーズを反映できるシステムが定着しているし…
となると、ライブのチケットも「全席一律いくら」ではなく
海外ミュージシャンの武道館ライブで
価格が段階的に設定されているみたいに
かつてのような「S席」「A席」「B席」「立ち見」といった区分を復活させるとか
東京や大阪、名古屋などの主要都市と地方とで価格を変えるとか
売れ行きを見ながら変動させる…などの展開もあるんじゃないかと…?
余談ですが…「ぴあ」の矢内社長は「コト消費が活況を呈している一方で
首都圏のライブ会場不足が指摘されている
自社会場を持って、ライブエンターテイメントを安定供給できるようにし
市場の維持・拡大を狙うため
横浜のみなとみらい地区にアリーナ建設を進めている
アリーナを持てば、ライブの企画からプロモーション
チケット販売までトータルに行うことが出来る」そうで
休刊した雑誌「ぴあ」に代わり「スマホアプリ版ぴあ」を立ち上げ
「雑誌の特徴だった情報の網羅性に加え
登録したアーティストの情報を逃がさずチェック出来る機能なども盛り込み
ネット時代の機能性との融合を目指す」とのことですが
「70年代の創刊当時は、何を検索したいか判らなくても
ページをめくる中で色々な気づき・発見があった
今は、誰もが知っているモノも欲しいけど
小規模で良いから自分の好きなモノも大事にしたい…という時代
エンターテイメントの単位が『二極化』しており
若者は、情報を俯瞰して見ることに慣れていないと感じます
アプリ版は、自分が見たい・聞きたいと思う
ワード以外のものに出会う場にして行きたい」…と話されていて
ゆくゆくは「ボヘミアン・ラプソディ」のヒットのように
アーティスト自身の年齢に関わらず
幅広い世代のファンが、一堂に介するライブが見られるかも知れませんね?
「ドッカンドッカン騒いでいいと思うんだけど国民性かなあ?」とか
盛り上がっているとお聴きになって
「イイぞ!イイぞ!ニッポン!」とおっしゃってましたが(笑)
今どきの若者は「体験にお金を使いたい」という傾向が強くなっているらしく
映画「君の名は。」のヒットも「クライマックスに生理的快感を与えてくれ
ライブのような体験的要素があり
映画館という場で、もう一度感動を味わいたい、誰かと共有したい
…という思いが、リピーターや口コミを生んだのではないか」と分析されていて
「コト消費」「トキ消費」を更に促すために
多彩なアイデアや仕掛けが生み出されているようで
例えば、パナソニックは、1年前からスタジアムでのスポーツ観戦の際に
様々な映像が楽しめるスマホ向けサービスを実施
専用の無料アプリを端末に入れて、スタジアムの無線通信網に接続すると
スタジアムの色々な場所に設置されているカメラの映像を選ぶことが出来るため
自席から見られない角度のプレーを見たり
見逃した瞬間の映像を巻き戻して見たり
試合の運営側が提供すれば、ルールの解説動画や多言語実況も楽しめるんだとか…
カープファンの皆さんにはお馴染みの「CCダンス」…
五回裏が終わると、スタンドの通路にいらしたビールの売り子さん達が
フェンス際で披露なさるダンス…を始め
バーベキューをしながら観戦できるテーブル席や
グラウンド間近でプレーが見られる「砂かぶり席」
ごろ寝観戦OKの「寝ソベリア」などのシートを設置したり
球場全体を周回できるコンコースという特徴を生かし
給食事業などを手がけるエーム社が売店を一括運営することにより
全部で25あるワゴン販売では、気温に合わせて
夏でもビールやかき氷を熱燗やココアに変更するなど
柔軟な対応を可能にしたりと
広島市民球場の建て替え計画を機に
球場にエンターテイメント性を加え「ボールパーク」化したメジャーに習って
老若男女が楽しめる空間を提供しているし
フェンシング界も、試合会場を劇場に移し
公演さながらに開演ブザーが鳴ると
フェンシング選手の衣装をまとったダンサーが
DJの流す音楽に合わせて踊るというオープニングに続き
ライトアップされた中、出場選手が登場
フェンシングを初めてご覧になる方のためのルール説明や
試合の解説が聴ける館内のラジオ放送があったり
選手の緊張感が判るように心拍数を大型スクリーンに表示したり
試合後、心拍数の変化のグラフを見ながら戦いを振り返ったり…と
「客席と選手の距離感を近くする狙い」は当たり
協賛金は6倍、入場券は完売、客単価も3倍以上にハネ上がり
選手からも「普通の大会と東京オリンピックの違いは、周りの注目度
観客との距離が近く、注目される中で経験を積めたのは大きい
世界でもなかなか出来ない」と概ね好評を得ているみたいです
Bリーグの千葉は、床や壁面に映像を映し出す
プロジェクションマッピングなどの演出に力を入れる他
「Putmenu」というアプリをダウンロードしておくと
座席はもちろん、会場内のどこからでも
飲食物の注文して、クレジットカード決済ができ
呼び出しを待ってカウンターに行けば
行列に並ばずに商品を受け取れるシステムを導入
将来的には、席に座ったままで商品受け取りが出来るような環境作りも検討中らしい
更にBリーグではAIを活用し
需要供給の変動に応じて、チケットの価格を変動させる
「ダイナミックプライシング」というサービスを開始
チームの順位や天候、繁閑期などの条件をもとに、座席ごとに価格を調整し
転売による高騰を防ぎ、空席の解消を目指す仕組みで
Jリーグの横浜マリノスやプロ野球のヤクルト、ソフトバンクも導入していて
ラグビーもサンウルブスが価格変動チケットを売り出すみたいですが
例えば、昨年のJ1は、イニエスタが加入した神戸の試合に需要が膨らみ
高額転売の対象となる可能性があったため
このシステムにより、価格が上昇
転売を防ぐ効果が見込まれた一方で
人気のない試合は値下げし、購入のハードルを下げて
観客席の稼働率アップを図るということで
観客にとっては支払い額が読みにくくなり
実質的な値上げを警戒する声が挙がったり
人気のカードは、更に利益を上積みできる反面
新規のファン獲得には直接繋がりづらい策のため
空席が目立つチームにとっては効果が実感しにくい点が指摘されていて
価格の意味を分析し、需要をいかに高めるかを考える必要があるようです
まあ、考えてみれば、JRや航空各社は
年末年始やGWなどの繁忙期には運賃を上乗せしているし
USJも料金変動制を導入したし
観戦チケットも需要と供給のバランスを考慮するのは当然といえば当然でしょうね?
メジャーリーグでは、エリアごとで一律の値付けではなく
個々の席ごとに価格が決まっていて
観客は予算に応じて、どの席が買えるか検索し
良い席で見るためにお金を多く払うとか
人気の試合は遠めの席で価格を抑えたい…という風に
個々のニーズを反映できるシステムが定着しているし…
となると、ライブのチケットも「全席一律いくら」ではなく
海外ミュージシャンの武道館ライブで
価格が段階的に設定されているみたいに
かつてのような「S席」「A席」「B席」「立ち見」といった区分を復活させるとか
東京や大阪、名古屋などの主要都市と地方とで価格を変えるとか
売れ行きを見ながら変動させる…などの展開もあるんじゃないかと…?
余談ですが…「ぴあ」の矢内社長は「コト消費が活況を呈している一方で
首都圏のライブ会場不足が指摘されている
自社会場を持って、ライブエンターテイメントを安定供給できるようにし
市場の維持・拡大を狙うため
横浜のみなとみらい地区にアリーナ建設を進めている
アリーナを持てば、ライブの企画からプロモーション
チケット販売までトータルに行うことが出来る」そうで
休刊した雑誌「ぴあ」に代わり「スマホアプリ版ぴあ」を立ち上げ
「雑誌の特徴だった情報の網羅性に加え
登録したアーティストの情報を逃がさずチェック出来る機能なども盛り込み
ネット時代の機能性との融合を目指す」とのことですが
「70年代の創刊当時は、何を検索したいか判らなくても
ページをめくる中で色々な気づき・発見があった
今は、誰もが知っているモノも欲しいけど
小規模で良いから自分の好きなモノも大事にしたい…という時代
エンターテイメントの単位が『二極化』しており
若者は、情報を俯瞰して見ることに慣れていないと感じます
アプリ版は、自分が見たい・聞きたいと思う
ワード以外のものに出会う場にして行きたい」…と話されていて
ゆくゆくは「ボヘミアン・ラプソディ」のヒットのように
アーティスト自身の年齢に関わらず
幅広い世代のファンが、一堂に介するライブが見られるかも知れませんね?