世の中には珍しい出来事や現象、
偶然の重なり…というのが少なくないですね。
特に身近なところでは、誕生日があります。
珍しい…というか、特に覚えやすい誕生日…というものですね。
かつて、僕が事務局員として勤めていた松原市議会に、
昭和10年11月12日生まれという男性の議員がいました。
ふつう、自分と家族以外の誕生日など覚えていませんけど、
この人の誕生日は10・11・12なので、覚えてしまうのです。
そして、これからここでお伝えしたいのは、
これほどの偶然が本当にあるのか…?
…という、珍しい誕生日のお話です。
僕の知り合いのK子さんという女性の方ですが、そのお誕生日が…
昭和33年3月3日なのです。
見事に「3」が連なっていますよね。
昭和33年と言えば、長嶋選手が巨人軍に入団した時で、
スポーツ界は、このプロ野球の長嶋ブームに沸きました。
打順が3番で3塁を守り、背番号が言わずと知れた3番。
僕も長嶋の「3づくし」に熱狂した小学生のひとりでした。
銭湯でも「3番」の脱衣カゴは、いつも誰かが使っていました(笑)。
その3づくしの年だった昭和33年の3月3日に誕生したK子さん。
しかもその日は女児の節句「ひなまつり」の日でもありますよね。
まあ、そうなると、昭和22年2月2日生まれの方も、
昭和44年4月4日生まれの方もいらっしゃるわけで、
それだけなら、さほど珍しくないかも知れませんが、
さらにここに、もうひとつの「3」が重なるのです。
K子さんは、平成3年3月3日に、
33歳のお誕生日を迎えられたのでした。
なんというめぐり合わせでしょうね。
元号が変わっても、また3が重なったわけで…。
この話をご本人から伺ったとき、
大昔のテレビ番組「私の秘密」を思い出しました。
「私の秘密」は、テレビ初期のクイズ番組で、
昭和30年から始まった超人気番組でした。
司会は、懐かしいあの高橋圭三さん。
毎回、一般の人が何人か登場し、その人が持つ秘密を、
回答者たちが推理し、制限時間内に当てるという番組でした。
登場する人の秘密と言うのは、たとえば名前が特別変わっていたり、
何か凄い特技を持っていたり、驚くべき体験をしたりとか…。
とても興味深い番組でした。
今、この番組があれば、迷わずK子さんを推薦しますね~
きっと全国の人たちが「へえ~」と驚かれることでしょう。
その司会の高橋圭三さんが、番組の初めに言う決まり文句は…
「事実は小説よりも奇なり、と申しますが…」というものでした。
昭和33年3月3日生まれで、
平成3年3月3日に33歳の誕生日を迎えられた…
K子さんのお話も、これぞまさに、
「事実は小説よりも奇なり」ですね~