僕のほそ道   ~ のん日記 ~

  
これと言ったテーマはなく、話はバラバラです。 つい昔の思い出話が多くなるのは年のせい? 

大阪桐蔭 まさかの逆転サヨナラ負け

2017年08月20日 | スポーツの話題

いやぁ、まさか、ねぇ。
こんなことってあるんだろうか。

昨日の高校野球3回戦の第4試合。
大阪桐蔭対仙台育英の一戦。
1対0と大阪桐蔭が1点をリードして、
9回裏2アウト走者なしまでこぎつけた。
あと1人で勝利。明日の準々決勝に進む。
だが、そこから仙台育英は粘りを見せて、
ヒットと四球で2アウト1、2塁とした。
そして次に信じられないシーンが飛び出すのだ。

次打者が打った球はショートへのゴロだった。
ショートの選手が一塁へ送球する
タイミングは十分間に合ってアウトだ。
「よし、やったぁ!」と僕はテレビに拍手した。
食事をしながら見ていたので、ビールを一気にグイッ!
画面でも、大阪桐蔭の選手が飛び上がって喜んでいる。

試合終了。
と、誰もがそう思った時、一塁の審判がなんと、
「セーフ」と、両手を広げたのである。

はあ?
どうなってるの?

「一塁手がベースを踏んでいなかったんですね」と解説者。
VTRを見ると、確かに一塁手はベースをまたぐ格好で、
ベースをちゃんと踏んでいないように見えた。
一瞬ポカンとする大阪桐蔭の選手たち。
テレビを見ているこちらも茫然となる。
「やれやれ頼むで、ほんまに」

そして2アウト満塁となって試合が続行される。

そしてついに
仙台育英の次の打者が、まるでドラマのように

センターの頭上を越す長打を放ったのだ。
走者2人が生還し、劇的な逆転サヨナラ。
大阪桐蔭が、高校野球史上初となる、
2度目の甲子園春夏連覇を逃した瞬間だ。
選手たちは人目もはばからず号泣していた。

う~~~~~ん。
甲子園には魔物がいるっていうけれど。
それは、ほんまにほんまやなぁ

試合開始の午後5時頃からテレビの前で、
緊迫した投手戦を見守っていたけれど、
まことに痛恨の結果に終わってしまった。
それも、まさかの「一塁ベース踏み忘れ」からだった。
解説者がこんなことを言った。
「あの場合、満塁だったので、ショートの選手は
二塁に送球してアウトを取るのが普通なんですけどね」
それが一塁へ送球し、一塁手があわてたのかもしれない。
いや、もちろんそんなことはわからないし、
選手を責めるのはあまりにも気の毒である。

しゃ~ないですわ。負けは負け、ですからね。
「まさか」のシーンを呼び寄せた仙台育英が立派だった。
最後まであきらめないというのが、高校野球の真髄だしね。

それと、僕は以前から高校野球では東北を応援していた。
いつか青森の光星学院と大阪桐蔭が決勝で当たった時、
僕は逆に光星学院を応援したこともあったほどだった。

過去の甲子園で、唯一優勝経験のないのが東北勢だ。
仙台育英もそうだが、何度も決勝戦まで進出した。
しかし、ことごとく壁に阻まれて優勝できなかった。
何とか東北勢に優勝してもらいたいと願ってきた。

遠い昔、僕が北海道自転車旅行をしていた時、
つまり1969(昭和44)年の夏の甲子園は、
青森県三沢高校の太田幸司投手が力投し、
決勝では延長18回を投げ抜いたが引き分け。
翌日、力尽きて敗れ、優勝を逃したというドラマがあった。
そして、今もまだ、あと一歩、優勝に届かない。

だから、昨日大阪桐蔭が敗れたのにはがっかりしたが、
相手が仙台育英であったことが救いだった。

甲子園は今日からベスト8が始まる。
このうえは、仙台育英高校に頑張ってもらい、
東北の地に、初めての優勝旗を持ち帰ってほしい。

特に僕は、東北の都市の中でも、仙台には一番多く行っており、
馴染みの深い街であるので、よけいにその気持ちが強い。

今日から仙台育英を心を込めて応援します。
大阪桐蔭の分まで、頑張ってくださ~い。

あ、他にも東北勢は盛岡大付がいましたね。一緒に応援します。
両チームが決勝戦で当たったら、うれしいですけどね~

 

 

*過去ブログでも、何度も東北勢にエールを送っています。例えば

暑い!熱い!高校野球決勝へ 2013年

仙台育英 東北勢初優勝へ 2015年

(このほかにも当ブログの「東北勢」で検索すると沢山出てきます)

 

  

 

 

 

コメント
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