昨日の奉仕作業のどこかで漆に触ったのでしょう。
左手が漆にかぶれて、うっとしい日になりました。
負けそうな肌色ではないのですが、漆、はぜ、その上虫に負けるので夏は辛いです。
「福をもってきた小僧」新潟県の民話
昔々、貧乏な男が花を売り歩いていました。
男は花が売れ残った日は「竜宮のおと姫様に差し上げよう」と、
橋の上から花を川に投げこんでいました。
ある日、大雨が降り川の水が海のように溢れだしました。
男が困っていると、大きな亀がやってきて男を甲羅に乗せて
海の竜宮に連れていきました。
男は竜宮のおと姫様から「いつも美しいお花をありがとう!」
とお礼を言われ、「トホウ」という男の子をもらいました。
トホウの外見は、鼻水をたらし、口からよだれを流した汚い男の子でしたが、
「トホウを大事にしてかわいがれば、一生あなたに幸せが続きますよ」と
おと姫様が言われたので男は家に連れて帰りました。
トホウは外見に似合わず「福」をもたらす男の子でした。
トホウが「大きな家になれ!」とパンパンパンと手を叩くと、
たちまち男の小さな古い家が立派な家に変わりました。
「着物も欲しい!」「お金も欲しい!」と、
男が願うことを次々と叶えてくれるのです。
男はすっかり町一番の金持ちになり、付き合う人たちも
偉い人ばかりになっていきました。
ところが、相変わらずトホウはボロボロの服を着て、
鼻水をたらし、口からよだれを流した汚い男の子のままでした。
そして、その汚い姿でいつも男の後ろを付いてくるのです。
いつしか男は「トホウ」が目障りになってきました。 すっかり地位も財産も得た男にとって、
汚らしい「トホウ」は必要ないと思ったのでしょう。
ついに男は、「家を出て行ってくれないか」と
トホウに伝えました。
トホウは「私には帰る家がありません」と言ったのですが、
男は強引に家から追い出したのです。
その後、福をもたらしてくれたトホウを追い出した男の家は、
途端にトホウを迎える前と同じような小さな古い家に変わり、
すべてを失い、昔の貧乏な生活に戻ったのです。
左手が漆にかぶれて、うっとしい日になりました。
負けそうな肌色ではないのですが、漆、はぜ、その上虫に負けるので夏は辛いです。
「福をもってきた小僧」新潟県の民話
昔々、貧乏な男が花を売り歩いていました。
男は花が売れ残った日は「竜宮のおと姫様に差し上げよう」と、
橋の上から花を川に投げこんでいました。
ある日、大雨が降り川の水が海のように溢れだしました。
男が困っていると、大きな亀がやってきて男を甲羅に乗せて
海の竜宮に連れていきました。
男は竜宮のおと姫様から「いつも美しいお花をありがとう!」
とお礼を言われ、「トホウ」という男の子をもらいました。
トホウの外見は、鼻水をたらし、口からよだれを流した汚い男の子でしたが、
「トホウを大事にしてかわいがれば、一生あなたに幸せが続きますよ」と
おと姫様が言われたので男は家に連れて帰りました。
トホウは外見に似合わず「福」をもたらす男の子でした。
トホウが「大きな家になれ!」とパンパンパンと手を叩くと、
たちまち男の小さな古い家が立派な家に変わりました。
「着物も欲しい!」「お金も欲しい!」と、
男が願うことを次々と叶えてくれるのです。
男はすっかり町一番の金持ちになり、付き合う人たちも
偉い人ばかりになっていきました。
ところが、相変わらずトホウはボロボロの服を着て、
鼻水をたらし、口からよだれを流した汚い男の子のままでした。
そして、その汚い姿でいつも男の後ろを付いてくるのです。
いつしか男は「トホウ」が目障りになってきました。 すっかり地位も財産も得た男にとって、
汚らしい「トホウ」は必要ないと思ったのでしょう。
ついに男は、「家を出て行ってくれないか」と
トホウに伝えました。
トホウは「私には帰る家がありません」と言ったのですが、
男は強引に家から追い出したのです。
その後、福をもたらしてくれたトホウを追い出した男の家は、
途端にトホウを迎える前と同じような小さな古い家に変わり、
すべてを失い、昔の貧乏な生活に戻ったのです。