梅木よしてる徒然日記

人生60歳代からが黄金の時代だとか、我が家は黄金の人生??悪戦苦闘の人生ですが、黄金の人生を目指しています。

自主防災組織防災訓練打合せ

2012-07-10 21:37:20 | Weblog
河辺地区自主防災組織の防災訓練の打合せに出席、10月28日日曜日に河辺町全域を対象に避難訓練が実施される事になりました。

訓練内容は、後日危機管理課で作っていただきますが、10月の日曜日は市民運動会、渓流釣り大会、ふれあいフェスタ、自主防訓練と全部埋まりました。


「「失敗学」事件簿」畑村 洋太郎

危機管理とは「最悪を想定する」こと。
 
最悪を想定したうえで、現実的な対策を打つことが必要になります。

・長いエスカレーターには少なくとも一、二ヵ所の踊り場を
 設けるべきではないだろうか。
 階段なら十五~二十段ごとに踊り場を作るのは常識(p177)

 しかし、実際には、設備の弱点が見える人は少ない。

 弱点がわかっても、現実的な手を打てる人は少ない

 そして、現実的な手を打った根拠を文書で残して、なぜこうした方法をとっているのかを
 伝承できる人は少ないのです。

・うまくいく方法だけを知り、どこに失敗があるかを知らない人たちが、原価低減や時間短縮を考えてむやみに工程を
 変えたときに事故は起こる(p194)

 危機管理を難しくしているのは、危機管理に頑張ったとしても、その成果が証明しにくいということでしょう。
 本当に危機管理が成功すれば、事故は未然に防止され、ただ平穏な日々が続くだけだからです。

 それでも、危機管理はしなくてはならないし、非常に大切なことです。

 
・碑石を見て肝をぶつした。海岸よりはるかに高い所にある碑には、
 「ここまで津波が来て皆死んだ。ここより下に家を建てるな」と書かれていた(p140)

・同じような失敗は二十~三十年周期で繰り返されるという大法則がある。
 巨大橋の崩落は三十年ごとに繰り返されてきたし、
 原子力の臨界事故は二十年ごとに繰り返されている(p84)


地震・津波・噴火・洪水など個々別々の災害を記述するのではなく、
 歴史的な災害の伝承に着目し、ある場所に起こる災害が
 どのようなもので、どう対処すればよいかという知識を共有し、
 方策を立案することが必要である
(p153)


・JR西日本福知山脱線事故・・・
 なぜ、二重衝突という最悪の事態を迎えずに済んだのか・・・
 事故現場手前にある踏切の非常ボタンが押されたため・・・
 あくまで「幸運な偶然なのだ」(p16)


・機構や構造が最終決定され、エネルギーや情報を伝えるための
 ケーブル・ワイヤ・パイプなど(私は「ブラブラ物」
 と呼んでいる)は後から配置空間を与えられる。 
 このような設計手法やブラブラ物の軽視が失敗を誘発(p98)