すばるに恋して∞に堕ちて

新たに。また1から始めてみようかと。

私は、私だけど、未だ何物であるかは、つかめない。

2010-10-07 20:47:35 | レンジャー
くすくすッ。

ちょっと、無駄に真剣に答えてみました。

レンジャーへの返信は、続きからにしますね。

朝晩が涼しくなって、
窓を開けると、庭先の金木犀から、季節を告げる香りが漂うようになりました。

我が家の長女は、匂いというものに、妙に好き嫌いが激しくて、
金木犀の匂いも、臭いと毛嫌いしております。

今年の夏、お恥ずかしい話ではありますが、
キッチンにコバエが発生したときに、つかった薬剤が、
これまた強烈なシナモンの匂いだったがために、
長女に、コバエだけじゃなくて人間も近寄れない!!といって怒られましたっけ。

そういえば。

おかげで、私は、香水をつけられません。
彼女が小さい時には、お化粧もしませんでした。
(まあ、今も、あまりしませんけれど)

やたらと子供にべたべたキスしたがる私でしたので、
お化粧の匂いをさせてると、キスさせてくれなかったんだよね。

しかも。
ウチのコたちは、揃いもそろって、やたらと風邪をひくコたちで。
年がら年中、誰かの鼻がつまってました。

汚い話で、恐縮ですが、
小さい頃、彼女たちは、鼻を自分でかむということをしませんでした。
鼻がつまると、
ふいっと鼻を私に差し出したものです。
それを自分の口で、吸ってやる私。
だから、化粧なんてしてる場合じゃなかった。
口紅が、子供らの顔についちゃうもん。

「母」でなければ出来ない所業を、なんのためらいもなく出来ましたね、あの頃は。

私の母は、その光景を見て、
「私には出来ない」とのたもうたので、
私はいったい、その行為を誰にされて育ったのだろうと考えて。

おそらくは祖母だったのだろう、と思い至りました。

つらつら、祖母のことまで思いだしていたのは、
つぶやきさんの中で、たまに会話をしていただける芸能レポーターさんが、
昨日、のどが痛い、とつぶやいていらしたので、
大根水あめが良いですよ、とお返事をさしあげました。
そしたら、大根水あめとは?って質問が来たので、
作り方を答えてさしあげたんですが、
この大根水あめ、私に飲ませてくれたのも、祖母だったな、と思いだして。
(だって、私の母は、大根嫌いなので)

つかの間、

ただ可愛がられて守られて、
小さな私が記憶した、知恵ともいえないいくつかが、
回り回って、
今、生活の中で自然に思い出されるのは、
考えてみたら、とても幸せなことなんだろうな、と思っていました。

傍から見たら、私の祖母は、とてもわがままで気まぐれで、
いつも文句を言ってるような人でしたけれど、
初孫の私と、末っ子の孫だけは、目の中に入れても痛くない可愛がり方をしてくれた人でした。

愛された、可愛がられた記憶があるのは、
本当に、幸せなことだと思いながら、

私は、子供たちに、
そんな記憶を植え付けることが出来ているのか、と、
少し、わが身を反省したりもした、
秋の一日でした。

続きで、愛しい人への返信です。



大好きなREDへ。

大丈夫ですか?
体調は、いかがですか?

風邪ひかないようにしましょうね、と言ってる本人が、
体調を崩していては、笑い話にもなりませんよ。

これは、いつ書いたメッセージなんでしょうね。

みんなが心配してます。
あなたのこと。

ライブが始まるまでは、まだ少し間があるから、
ゆっくりと休んで、
沢山栄養を取って、
体力も気力も充実させて、私たちの前に立ってくださいね。

ここのところ、ずっと。
メンバーの日記は、それぞれのメンバー観察日記になっているようで、
楽しそうな、仲良さそうな姿が浮かんできて、
とても、心が落ち着くんです。

どういうんでしょうね。

高校生の頃、
好きな男の子が、教室で他の男の子たちとぎゃーぎゃー笑いあってるのを、
目の端に捉えて、見てるような、
そんな、片思いなカンジにも似てるのかな。



「あなたは誰ですか?」と問われたので、
少し考えたの。

私は私、ちゃんと名前もあるし、年齢の分だけ語る人生だってある。

だけど、
何者か、っていうことになると、答につまる。

秋だからね。
考え過ぎると、抜け出せない迷路に迷い込みそうよ(笑)

限られた枠の中で、
懸命に自分の心で立とうとしてる。

特に、あなたに出逢ってからは。

いつの時だったか忘れたけれど、
つい最近のこと。

「一番好きな人と、結婚しましたか?」って言葉に出逢って。

ああ、私は違うなって思ったの。
あの頃の私にとって、
夫は、一番好きな人じゃなかったから。

私はね。

結婚した人を一番好きになっていく人生を選んだんだな、って。

振り向いて欲しくて、
好きになってほしくて、
愛されたくて。

ギリギリのとこまで、自分を殺した結果。

私は、鈍く光るものを見つめて、夜のキッチンにいた。

救ってくれたのは、あなただった。
あの暗闇で、光をくれたのは、
思いだしたのは、あなたの声だった。

奇跡は、突然、やってくる。

それまでだって、出逢っていたはずなのに。
見ていたはずなのに、見つけていなかった。

すべてが、交わるあの瞬間まで。

おかしい?
おかしいかな、おかしいよね。

ねえ、RED。
それでも。
だからこそ。

今の私は、幸せ、なんだよ。

一番好きになれる人に、出逢えたから。
そのことに、気付かせてくれるあなたに、出逢えたから。

ここにこうして、生きているから。