今週の女性自身。
モノクログラビアは、ROCKなメンバーたち。
で。
個人ページは、ようやく、すばる。
浴衣姿で、ちょっとはにかみっぽい微妙な表情を見せてくれてます。
男の人の浴衣姿ってね、
うふ。
いいですね。
写真のすばるは、かなりきっちり着付けてますが、
好みとしては、胸元は、もうちょっとゆるい方が好き、かなァ。
それに。
すばるが伝えてくれる言葉は、
ずっしり、しっかり、胸に響きます。
他と比べたって、仕方がない。
今を生きられることに感謝する。
彼の言葉は、いつも、
分岐点で立ち止まってる私に、小さなきっかけをくれてる気がします。
分岐点、といえば。
今日は娘たちの卒業式でした。
長女次女の高校へは私が、三女の高校には私の妹が、それぞれ出席をしました。
ここからは、長女次女の高校の卒業式のお話になりますが。
お天気は、あいにくの曇り空から、細かい霧のような雨になり、
レンガ色の校舎を濃く濡らしていきました。
PTA役員の控室で頂いた、桜茶と和菓子。
去年の先輩お母様方が、
「まだ国公立の結果が出てないから落ち付かないけど、これをいただくと卒業式なんだなって実感するわ」
って仰っていたのを思い出しました。
お湯の中で、綺麗な薄紅を誇らしげに咲かせた桜の花と同じように、
子供らも咲き誇りますように、と願いながら。
中庭の端に植えられた桜の樹。
雨に凍える樹は、今はまだ蕾を付け始めたばかりの固さ。
この樹が、満開の花をつけるのは入学式の頃。
体育館への渡り廊下から、間近に見えるこの桜のピンクを脳裏に焼き付けたのは、
ついこの間だったように思うのに、
瞬く間に、3年が過ぎてしまいました。
中庭には、いくつかの記念碑が置かれています。
これは、ただの大きな石に見えますが、
とある文章が刻まれ、
この高校が、とても大切にしているものの一つです。
卒業式が終わり、誰もいなくなった体育館。
次に、こんな風に椅子が置かれるのは、
新しく、ここで3年間を過ごす子供たちを迎える時なんでしょうね。
どうしてこんなふうに校舎を写真に収めたかと言えば。
この高校は、私の学び舎でもあったから。
私は、移転1年目の1年生。
周りはまだ田畑ばかりの、今よりものどかな風景が広がっていました。
教室の、教壇の上からぶらさがっている茶色い粘着テープ。
風にのって漂って来る、田園独特の天然の肥料の匂い。
今となっては、笑い話のような思い出とともに、
この校舎の、あちこちに、
私の高校生活の断片が落ちています。
懐かしくて、あったかくて、
せつなくて、
楽しくて、苦しくて、
イヤだったけど、好きだった日々の、あれこれ。
まだ次のPTA総会が終わるまでは、ほんの少しここへ来る機会はあるけれど、
こんなふうに、感傷的に見るのは、今日だけなんだろうと思うと、
なんだかね。
私が。
もう一度、ここを卒業するような。
自分でも笑っちゃうけど。
それだけ、ここで過ごした時間は大切な宝物だったんですね。
娘たちも、いつか、こんなふうに自分の高校時代を想いだす日が来る、よね。
これから娘たちは、いろんな分岐点に立ち、
自分で決断を下すことが多くなる。
きっと、できる。出来るまで、やる。
3年の間にいやというほど聞いたこの言葉が、彼女らの支えになってくれることを祈って、
校門を出ました。
帰りには、ファミレスで食事を取り、
実家の母が弟の喫茶店を手伝っているので、卒業証書を見せて一緒に写真を撮り、
ケーキを食べて帰って来ました。
片や、三女は卒業式後、弓道部のお別れ会があるとかで、
一緒にお昼を頂けなかったので。
せめても、と。
今夜は、質素な祝い膳。
ちらし寿司とお吸い物。
それに、厚揚げと根菜の煮物。
明日は、時間があったら、おこしものを作ろうかなァ、などと思ってます。
上手く出来ると、いいんですけど。