すばるに恋して∞に堕ちて

新たに。また1から始めてみようかと。

主人公という名の端役

2011-10-26 22:55:59 | 日記
寒くなりましたね。

もう「木枯し」の季節なんですね。
ええ。
寒いはずです。

こんなときには、ほっこりあったかいものを。
身体にも、
心にも。

今日は、さだまさしのDVDを見ながら(国技館でのカウントダウンライブのやつです)、
久しぶりに聞いた「主人公」で、
うっかりおお泣きになった私です。

今日に限っては、息子も大学だったので、
お家には私と猫のふたりきり。

良かったよ、誰にも見られなくて(笑)

(自分の泣き顔って、見事に不細工以外のなにものでもないからな)

この曲を初めて聞いたのは、もうずいぶん昔で、私はまだとても若くて。

生まれたことの意味と、
生きてゆく不安と、

死への畏怖と、

捉えどころのない焦燥感と、

バラバラでちぐはぐな不安定感と、

漠然とした得体の知れないものに、わけもなく戦いを挑んでは負け続けていたころ。

自分だけが、世界から取り残されているような、そんな私を、
背中から、そっと包み込んでくれた曲。

曲の深い意味も、
さださんがこめたメッセージも、
上手くは受け止められなかったけれど、

この曲はずっと私の中心で、私を支えていてくれた曲だった。

シャンと、自分の足で立って歩く。

単純だけど忘れそうで、出来そうで出来ない困難なこと。

空回りばかりの、笑われるばかりの端役でも、
せめて精一杯、と。


なんだかねー。
秋なんですねー。

さだまさしの「主人公」と「掌」と「検察側の証人」。

機会があったら、お聞きください。

「秋桜」は、聞けるけれど歌えなくなりました。
「案山子」は聞くのも歌うのも、できません。

なんだか、ひさしぶりに、∞以外の曲をしみじみ想っている夜です。