最近元気な年寄りが多いから、町会の老人会の有志が近郊を歩く活動を行っている。秋には伊勢原の大山詣でをした。新年第1回は北の丸公園、皇居東御苑、靖国神社付近に出掛けた。何時も積極的に参加するマラソン好きな70代の男が今回は不参加だと言う。その理由を尋ねると「天皇制に反対だからだ」そうだが共産党員ではない。日本共産党は天皇制について・・党は、一人の個人あるいは一つの家族が「国民統合」の象徴となるという現制度は、民主主義および人間の平等の原則と両立するものではなく、国民主権の原則の首尾一貫した展開のためには、民主共和制の政治体制の実現をはかるべきだとの立場に立つ。しかし、これは憲法上の制度であり、その存廃は、将来、情勢が熟したときに、国民の総意によって解決されるべきものである。早い話が天皇制反対である。昨年1月4日共産党として約69年ぶりに国会の開会式に出席したが衆参両院議員32名のうち志位、山下と国対、議運の委員6人だけ。志位は「高い玉座(ぎょくざ)が設けられ、そこで(天皇陛下から)言葉を賜る形式は憲法の主権在民の原則に反する」と早速難癖をつけ「憲法にふさわしい形」への改革を訴えると述べた。この出席戦術は参衆院選で民進党などと野党共闘を進める為の伏線だ。現在天皇退位に関する法整備を巡り、衆参両院の正副議長は各会派の意見を聞き政府に報告、政府が作成する法案に国会の意見を反映させ、与野党対立を避け、円滑な法案審議を進める狙いだ。政府、自公などは特例法の制定を考えているが、民進、共産、社民などは皇室典範改正による退位の恒久制度化を主張している。現憲法に天皇制があるから止むを得ず天皇制を認めている共産党の書記局長小池晃は「皇室典範改正が筋だ。特例法の中身をしっかり見て、考える」と述べている。端から天皇制を否定、次期が来れば『天皇制廃止』を謳っている日本共産党が「皇室典範改正による退位の恒久制度」を語るのは甚だ違和感がある。皇居に関係ある公園だから参加しないという爺さんの方が余程スッキリしている。民進党などと選挙を共闘して連合政権を目論んでいる日共”衣の下から鎧”がチラチラ見える。赤頭巾とオオカミの下心がはっきり判る。
写真は戸塚区内消防署、消防団による出初式の一斉放水、消防局ヘリと逃げるカモメ。下は箱根駅伝復路、バイクカメラの中継風景