”豚も煽てりゃ木に登る”というが、登ってしまったのが滋賀県知事嘉田だ。2012年小沢に唆されて傀儡になり新党、日本未来の党を結成して代表に収まり第46回衆院選に出馬、公示前の61議席を9議席に減らす惨敗だった。その後、未練がましく党代表を続けていたが、滋賀県議会が”党代表と県知事の兼務解消を求める決議”を可決した為、党代表を辞任した。嘉田が優柔不断で3選出馬を明らかにしなかったので、機を見るに敏な民主党衆院議員三日月大造(43)(滋賀3区で敗れ、比例近畿ブロック復活のゾンビ議員)が5月6日衆院議員を辞任、民主党を離党、知事選に無所属で打って出た。三日月は支持率低迷で先の見えない民主党を見限っての出馬だから、民主党臭を隠すのに懸命だ。民主党の推薦や支持を断り、民主党議員の応援や演説も『お断り』している。1ヶ月前まで民主党衆院議員だった事実は隠しても隠し切れるものではない。滋賀県の有権者を愚弄する行為ではないか。地方選挙では政党隠しが多い。滋賀県知事選立候補者3名全員無所属だ。小鑓隆史(47)は自公推薦、坪田五久男(55)は共産党推薦で共産党隠しまでしている。滋賀県は元来自民党の選挙地盤が弱い。2009年の衆院選では4小選挙区、全て民主党に独占された。第2次安倍内閣発足後の与野党対決構図の国政選、知事選では自民、公明の4勝1敗だ。26日告示、7月13日投開票の滋賀県知事選、自民、公明両党幹部が全面的に応援している小鑓に対し、民主党隠しで戦う三日月だが、勝って満月になるか、それとも新月になって消えてしまうか。選挙戦は後18日ある。写真はウシガエル(食用蛙)で大きな蛙で大食漢、口に入る大きさの生き物は、呑み込む。鳴き声は牛に似て相当遠くまで聞こえる。