キツツキのドラミング

思い付くまま, 気が付くまま・・

税金のシロアリ、うたかた党

2015-05-20 10:03:15 | Weblog

”疫病神”江田憲司は相変わらずだ。みんなの党を割って、泡沫党にした上、渡邊喜美を奈落の底に落とした。同調した子分を引き連れて維新の党に移り代表に収まった。今回、維新の橋下が仕掛けた『大阪都構想』の是非を問う住民投票では僅差だが反対派が多数を取って敗れた。既得権を守りたい、大阪府議、大阪市議の自民党から共産党まで全員が反対に回った。”呉越同舟”より”ミソ、クソ一緒”の表現がぴったりだ。『大阪都』になれば議員定数は減るし、選挙地盤が変われば当選も覚束無い。議員先生、己の身分を守るのに、形振り構わず、死に物狂いの奮闘。反対派は住民サービスの低下、バスの無料パスも有料になると高齢者を脅したキャンペーンを展開。その甲斐があって反対派の勝利。これで身分安泰”良かった、良かった””勝った、勝った”の万歳三唱だ。投票前、各社が行った世論調査では大阪都構想反対派が多数だった。賛成派劣勢とみた橋下は「負ければ政治家を辞める」と自ら背水の陣を宣言。維新議員を鼓舞したので五分五分の接戦に持ち込み、たった10741票0.8ポイント差で敗れた。橋下は宣言通り、大阪市長を12月任期まで務めて政界を引退、弁護士稼業に戻ると言明した。一方の疫病神江田は「大阪都構想という我が党の原点の政策が否決された以上、私が代表に居座る選択肢はない」と引責辞任を表明、江田は民主党との連携論者ゆえ、その流れを汲む松野頼久を後任に推した。江田は「明日から一兵卒になって執行部を支えていく」と、小沢がかつて民主党に入党した時と同じセリフを述べている。19日維新の党は両院議員総会を開き、代表に松野頼久を選出、松野は幹事長に柿沢未途を指名した。両者は『親民主路線』だ。民主党の岡田が「信頼関係を深め、野党第1党と第2党で協力していきたい」と早速秋波を送っている。一方大阪維新の国対委員長馬場伸幸以下の連中は『親安倍路線』だ。維新を創出したカリスマ的な橋下が去れば、松野では統率が取れまい。今後、安保政策や憲法改正問題などで両者が股裂き状態になれば党分裂の危機が訪れる可能性は大だ。最近の小政党の議員は政党交付金をせしめようと離合集散を繰り返している。正に泡沫党だ。尾羽打ち枯らした小沢一郎とアホウ山本太郎が背に腹は変えられぬとくっついたのはその典型だ。税金を食べるシロアリだ。方丈記の・・淀みに浮かぶうたかたは、かつ消えかつ結びて、久しくとどまりたるためしなし。・・・写真はケマンソウ(華鬘草)下はカラー


虫唾が走る、例の顔触れ

2015-05-08 08:32:53 | Weblog

保守=旧来の風習・伝統を重んじ、それを保守しようとすること。革新=旧来の組織・制度・慣習・方法などを変えて新しくすること。これは広辞苑の説明だ。政党を色分けすると自民党は保守だろう。民主党は保守、革新の両生類。共産党、社民党は革新に分類するのがまァ常識だろう。また、対米国となると、親米=自民党。民主党=二又。共産、社民党は反米だろう。敗戦後、現行憲法はGHQが形式的に新憲法草案を日本政府側に出させたが、気に入らず、米国占領軍の素人が一週間程度で作り上げて押し付けたのが『日本国憲法』だ。憲法改正反対の共産、社民党は護憲派。一方改憲派は自民党と維新の会など。反米、護憲派の連中が有難がっているのが、憲法前文「平和を愛する諸国民の公正と信義を信頼して、われらの安全と生存を保持しようと決意した・・・」これは日本の平和、生殺与奪権のアナタ任せだから恐ろしい。それと戦争放棄の第9条 ①日本国民は、正義と秩序を基調とする国際平和を誠実に希求し、国権の発動たる戦争と、武力による威嚇又は武力の行使は、国際紛争を解決する手段としては、永久にこれを放棄する。②前項の目的を達するために、陸海空軍その他の戦力は、これを保持しない。国の交戦権は、これを認めない。現行憲法には欠陥があるので、これらを改正しようとしているのが自民党、維新の党だ。一方この憲法を死守しようとしているのが共産、社民党と民主党に逃げ込んだ昔社会党敗残兵のロートル。こう見ると革新、反米が護憲派。保守、親米が改憲派だ。5・3憲法記念日に横浜・臨港公園で開かれた『平和と命と人権を!戦争・原発・貧困・差別を許さない』の集会。主催者発表はオーバーに3万人というから、5掛けで15000人ほどの有象無象が集まった。天気は良いし、入場料はただだから暇つぶしに参加した手合いもいる。この種の音頭取りは大江健三郎、澤地久枝、樋口陽一、香山リカ、落合恵子などの例の顔触れだ。これに民主党長妻代表代行、共産党志位委員長、社民党吉田党首ら野党幹部も雁首を揃えた。多数の人民を前にして興奮した牛ならぬ、くだんの連中はボルテージを上げ、安倍、アベと呼び捨てにして批判、「この暑さの中、熱中症で倒れるのは全部アベのせい」今にも開戦するようにアジッテ「戦場に行くのは貧乏人」大江は、首相が米上下両院合同会議で行った演説について「あまりにも露骨な嘘、アベは日本の国会ではっきり述べて、われわれ日本人の賛同を得た事はない」と大江が日本人代表のような口振り。こいつ等大江などいい気になっているが『日本国民とは思っていない』のが一般国民だろう。樋口は「今の政治は憲法の目指してきた方向と何から何まで正反対。憲法を壊し、言論を貶め、戦後史を蔑ろにしている」沢地は「私は安倍晋三と周りの政治家、それから軍需産業で儲ける経済人達に絶対反対。国会、国民無視で米と約束をまた結んだ。安倍は平和とか命とか大事な言葉をあんなに汚くした。政治家としては珍しい。私達は今、あの人を引きずり下ろしてやりたいと思う」「戦後70年間、日本は戦死者を1人も出していない。こんな国はないんです」頭に血が上っているから、向かう所敵なしだ。戦死者が出なかったのは何も沢地の功績ではない。本人は三角関係の色恋沙汰に現を抜かしていたではないか。戦争しなくも済んだのは保守政治と日米安保条約のお陰だ。特に香山は己のオツムの中身と精神状態を確かでまともな精神科医の診察をお勧めする。彼らが人集めパンダに利用していた菅原文太が死んだのは残念だったろう。写真はクレマチス。大船植物園では、5月4日~10日まで『湘南クレマチスの会』が『クレマチス展』を開催中。