通常国会(1月28日)の召集直前になっても野党第1会派が決まらない異常事態になっている。ミレーの『落穂拾い』ならぬ『参院ゴミ野党のゴミ拾い』を争っている。
先ず国民民主党23人と自由党4人が衆参両院での統一会派結成を届け出て27人になった。間髪を容れず対抗して立憲民主党(25人)が社民党の(2名)”毒になっても薬にならない”福島瑞穂又市征治を取り入れ、参院会派を結成し届け出たので27人と同数になった。これで野党第一会派を巡る争いが激化した。
立民入党を希望していた国民の藤田幸久参院議員2期(茨城選挙区)は24日離党表明して立民に入党届を提出したが、国民は藤田の離党届を受理していない。参院議院運営理事会で立民は「藤田が入党すれば我が党が第1回会派だ」と主張したが国民は「藤田は我が党の公認候補だ」と切り替えして結論は出なかった。自由にしても社民にしても箸にも棒にもかからない4+2=たった6人の取り合いだ。
インターネット番組で国民の玉木は「参院選は32の1人区が勝負だ。候補者がいない空白区もある、協力して候補者を立てねばいけない」と言えば自由党の小沢が呼応して「何としても野党勢力で過半数を取ることに全力投球すべきだ」玉木「野合と言われてもバラバラではどうしようもない。国民の不満と失望感を招いている」と気焔を上げていたが、『政界ゴミ集め政権』の3年3ヶ月の体たらくには『国民は不満と失望感を嫌と言う程、体験、懲り懲りしている』小沢の『オリーブの木』構想は小沢の野心を満たすだけだ。新生党、新進党、自由、民主、国民の生活第一、日本未来、生活、生活と山本、自由党とめまぐるしく新党を創っては打ち壊した挙げ句、政党助成金をせしめて不動産屋の資金にする輩が未だに政界にのさばっているのは政界七不思議の一つだ。野党の”団栗の背競べ”が続く。
【衆院】自民党282▽立憲民主党・無所属フォーラム68▽国民民主党・無所属クラブ38▽公明党29▽共産党12▽日本維新の会11▽社会保障を立て直す国民会議77▽社民党・市民連合2▽希望の党2▽未来日本2▽無所属1▽欠員2
【参院】自民党・国民の声125▽国民民主党・新緑風会27▽立憲民主党・民友会・希望の会27▽公明党25▽日本維新の会・希望の党15▽共産党14▽無所属クラブ2▽沖縄の風2▽無所属4▽欠員1
写真はスイートピー