児童クラブ、朝からの保育を開始
新型コロナウイルスに伴う臨時休校を受けて、明日3月5日から、草加市の全児童クラブで朝からの保育が開始されます。
すでに3日から開始している花栗南第1児童クラブでは、登室を控える家庭もあり、人数的には2クラス合同の保育が可能ですが、感染症予防のため2クラスのまま空間的余裕を持って保育するなどの対応をはかっているとのことです。
社会福祉協議会によると、小山児童クラブや西町児童クラブでも、朝からの保育を3日から開始しているとのことで、支援員体制が整い次第、迅速かつ柔軟な対応がはかられています。
なお、不足していた支援員等のマスクも、市役所担当課が調整し、今日から各児童クラブに支給されはじめたとのことです。
正規支援員の重要性
草加市の児童クラブでは、午前から勤務するフルタイムの正規支援員体制が、長期にわたり維持されてきました。
今回のような緊急時にも迅速な対応が可能となる現体制の重要性が示されたと言えます。
保育料を免除
感染拡大防止に協力し登室を控えている家庭に対して、3月9日以降、児童クラブを利用しない場合は、3月分の保育料を特例的に免除すること市が決定しました。
学校臨職の勤務も守られる
また、学校が臨時休校することで、学校の臨時職員などが、仕事ができなく収入がなくなることが懸念されていましたが、通常勤務するよう教育委員会から通達が出されました。児童受け入れの対応なども担われるとのことです。
さらに、現状の対応だけでなく、臨時休校時に地震が起きた際の避難所運営や、感染拡大時の市立病院の対応など、万一の危機管理も想定していくことが求められます。
政府からの二転三転する要請や、児童クラブで席の間隔を1m以上離すよう求めるなどの現実離れした要請などに、現場は翻弄されながら事業を進めています。