■相談件数は前年同月比12件増
草加市役所生活支援課に確認したところ、2021年9月の生活保護相談件数は前年同月より12件多い96件でした。6月から4カ月連続で前年同月を上回っています。
【表1】生活保護の相談件数(速報値)
■受給開始件数は前年同月より3件減
6月の生活保護の受給開始件数は36件で、前年同月より3件減でした。受給開始件数は2カ月連続の減少です。
調査から、8月と9月の相談件数が前年度より増加した一方で、実際に生活保護を受けられた受給開始件数は逆に前年度割れしている状況が浮かび上がりました。その要因などについてより詳しい調査を進めます。
【表2】生活保護の受給開始件数(速報値)
■半期毎の件数はコロナ禍で高止まり
生活保護の相談・受給開始件数を、半期ごとの推移にまとめました。前期は4月~9月、後期は10月~翌年3月です。
2021年度前期の相談件数は532件で、2020年度後期より11件減少しています。一方、2021年度前期の受給開始件数は213件で、2020年度後期より5件増加しました。
相談件数も受給開始件数も2020年度上期に大幅に増えました。ちょうど、新型コロナ拡大により臨時休校や初の緊急事態宣言が発出された期間です。その後は、相談件数が5百件超え、受給開始件数が2百件を超える状況が続いています。
【表3】半期ごとの生活保護相談・受給開始件数