- 11月28日に告示された草加市議会12月定例会において、長栄小学校と新田中学校のペアスクールの調理業務を民間委託とする議案が突然提出!
- これまで、草加市の小学校は自校直営方式が原則でしたが、今回の議案は大きな政策転換であり、議会や市民などへの説明が不足しています。
- さらに、市長サイドから、議案の採決を急ぐよう要請されており、透明性や計画性に欠ける市政運営と言えます。
■委託費1億2704万円が計上
草加市議会12月定例会が昨日11月28日に告示されました。
告示された議案を確認したところ…
長栄小学校と新田中学校のペアスクールの調理業務を、民間委託する内容が含まれていました。
具体的には、3年間(令和7~9年度)の委託費用として上限1億2704万3千円の補正予算(債務負担行為)です。
■給食調理の現状
草加市のすべての小学校は、各校の給食室(自校)で市の調理師(直営)が給食をつくる「自校直営方式」が守られてきました。
元々は自校直営方式だった中学校は、平成18年から20年にかけて民間委託に切り替わり、各校の給食室(自校)で委託された民間事業者が給食をつくる自校民営方式で運営されています。※長栄小学校とペアスクールの新田中学校のみ自校直営方式
今回の議案は、これまで維持されてきたこのカタチを覆す大きな政策転換です。
■いきなり政策転換
新たに小学校の民間委託も進める大きな政策転換であるにもかかわらず、私たち議員はそれら計画を見た覚えもありません。
民営化の検討を進めていることを教育委員会から伺ったこともありません。議会直前になっていきなり出てきた内容です。
寝耳に水です。
しかも、実際にこの議案を提案する議会開会日(12月5日)に採決を実施する”先議(せんぎ)”が市長サイドから要請されています。(理由は、契約行為を急ぐためとのこと)
透明性も計画性も継続性も欠いた市政運営です。
今回の議案は、草加市の学校給食の将来に関わる重要な問題です。透明性、計画性、民主主義の原則に基づき、慎重かつ丁寧な議論を進めることが求められます。
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