草加市議・佐藤のりかず公式ブログ

次世代への責任。
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街灯LED化率99.6%に-草加市の取り組み

2023年10月12日 | 市政・議会・活動など

2022年度末時点で、草加市が管理する街路灯や防犯灯などの都市照明施設のLED化率は 99.60%となりました。前年度末の99.59%から0.01ポイント増加しました。

省エネやランニングコストの低減、防犯や安全なまちづくりを進める施策として都市照明施設のLED化が計画的に進められてきました。現状、一般の市道にある街路灯などのLED化はほぼ100%となりました。残りは、遊歩道の足元にあるフットライトなどで、市はこれら照明も順次LED化を進めていく予定としています。また、2023年度予算では、市民からご要望をいただいた場所にLED照明を70基程度設置する予算枠が確保されています。

 

■町会や商店会の街灯のLED化推進を

草加市内の道路などに設置されている街路灯などには、町会・自治会や商店会が管理・保有する都市照明施設もあります。町会や商店会ではそれぞれ施設更新やLED化に取り組まれていますが、費用や事務負担などがネックとなっている課題もあります。

現在、草加市が把握している範囲で、商店会が管理する街路灯は718基、町会・自治会が管理する防犯灯は463基あります。(私道に設置されている照明施設などもあります)

地域コミュニティや会員の減少、役員の高齢化などにより都市照明施設の維持・管理負担などの課題が生じるなか、対策として都市照明施設の管理を町会などから市へ移管(直営化)する取り組みが進められています。2022年度は、町会・自治会から4基が市へ移管されました。これら都市照明施設の移管とLED化推進も重要となっています。

 

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民間プールを活用した水泳授業を調査-草加市立新田小学校

2023年10月11日 | 子育て・教育

今年度、草加市立新田小学校が近隣の民間プールを活用した水泳授業をおこなっています。草加市では初の試みです。

9月6日に、水泳授業の様子や実施状況について受け入れ先の草加スイミングスクール(シンコースポーツ株式会社、以下草加スイミング)さんと校長先生から伺いました。

 

■きっかけは老朽プールの故障

4月に、新田小学校のプール床に亀裂が入り水が漏れていることが発覚。5月に緊急修繕が実施されました。しかし、6月にプールに水を入れたところ、水が溜まらず原因を調査。亀裂はありませんでしたが、2~3年前に修繕した排水口周りの部分が再度破断していたため、再塗装の修繕をおこなったものの再び隆起・破損してしまったとのことです。

施設も老朽化し、完全に修復するためには相当な費用や時間を要するため、別の策を検討することになりました。

既にプールの時期が迫っていましたが、学校からの直線距離が150m位の近隣にある草加スイミングに相談したところ快く応じてくださり、試験的に民間プール活用に至ったとのことです。

 

■授業の流れと効果・課題

草加スイミングは、営業前の朝9時から10時までの時間を学校に開放してくださっています。子どもたちは登校後、みんなで歩いて草加スイミングまで移動して水泳授業をおこなっているとのことです。水泳授業は学校の先生だけでなく、草加スイミングのインストラクターも一緒に教えていました。学年まるごとスイミングに通っているようなイメージでした。

民間プールを活用してどうだったか学校現場のご意見を伺いました。

  • 水泳授業の日は学校プールの水質検査などために通常より早く出勤しなければいけなかったが、それが無くなった。
  • 老朽化による毎年の維持・修繕費用や水道使用量などがかからず、それら業務が減った。
  • 専門のインストラクターが一緒に教えてくださるため、大人の目も増えて水泳授業の安全面も質も向上した。
  • 泳いだ後の着替えなども、すべて冷暖房が完備された屋内空間でできる。
  • 学校の屋外プールは夏季限定で猛暑や雨天などに左右されるが、屋内の温水プールのため一年中天候にも左右されずに予定通り水泳授業を実施できる。
  • 新田小学校は民間プールが近隣にある好条件だったが、離れた学校では移動方法や時間などの課題がある。

などの感想を伺いました。

今後の可能性については、民間プール側も本業の業務時間との調整や受け入れできる学校数や児童生徒数、地域的な条件などクリアすべき課題が多々ありました。条件が合う学校で可能性を検討できるかどうか、と言った印象を受けました。

 

■水泳授業の在り方の検討を

水泳授業は、着衣泳など命を守る大切な授業でもあります。しかし、近年は夏の猛暑でプールの授業をおこなうことすらできない状況にあり、費用と負担だけがかさんでいます。また、草加市内の小中学校は多くが老朽化し、毎年夏の前になるとあちこちの学校でプールの修繕・改修工事がおこなわれて多額の費用が費やされています。各家庭も、1・2回入れれば良い水泳授業のために授業でしかつかえないゼッケン付きの水着を購入し、翌年度にはサイズが合わない!を繰り返しています。

今回の試みも含めて、様々な視点から今後の水泳授業の在り方について検討していく時期にあります。

 

写真は、草加スイミングスクール(9月6日、佐藤撮影)

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【草加市児童クラブ】新1年生の入室率4割超に/各クラブ入室率一覧

2023年10月10日 | 子育て・教育

2023年度当初、草加市内小学校1年生の児童クラブへの平均入室率は41.6%で、前年度と比べて2.1ポイント上昇。はじめて4割を超えました。

新1年生は1756人で前年度より126人減少しました。そのうち児童クラブ入室した児童も前年度より13人の減少にとどまったことから、入室率は増加する結果となりました。

 

■直近10年間で入室率が2倍に

市内全体の児童数は年々減少傾向にありますが、児童クラブ需要は年々高まっています。

直近10年間の推移でみると、2014年度当初の小学校新1年生2149人のうち463人が児童クラブに入室しました。入室率は21.5%でした。年々児童数は減少し、2023年度の児童数は2014年度当時の8割程度まで減少しましたが、児童クラブ入室児童数は1.6倍近い730人まで増加しています。

その結果、新1年生の児童クラブ入室率は、2014年度当初の21.5%から2023年度は41.6%まで20.1ポイントも上昇しました。ほぼ2倍です。

 

 

■各児童クラブの入室率

草加市内小学校区ごとの新1年生の児童クラブ入室率を一覧にしました。

2023年度当初、入室率が最も高い学区は草加小学校の56.1%で、第2位は両新田小学校の51.7%、第3位は花栗南小学校と長栄小学校が同率の47.9%でした。一方、入室率が最も低い学区は新里小学校の28.6%で、第2位は川柳小学校の30.9%、第3位は八幡小学校の31.9%となりました。

また、直近10年間の変化は各クラブで動きが大きく異なり、近隣の保育所や立地条件、開発など地域ごとの要素なども影響している状況が伺えます。その他、大規模な小学校では入室率が少し動いただけに見えても人数的には相当な動きになるなど、入室率だけでは見えない側面もあります。

 

●市内各学区の新1年生児童クラブ入室率一覧

  2014年度 2023年度
草加小学校 12.8% 56.1%
栄小学校 19.5% 49.0%
新栄小学校 25.6% 33.9%
高砂小学校 25.2% 43.6%
西町小学校 22.8% 43.2%
花栗南小学校 37.9% 47.9%
氷川小学校 8.5% 39.5%
松原小学校 26.9% 42.5%
谷塚小学校 27.9% 35.3%
青柳小学校 29.5% 42.9%
稲荷小学校 14.9% 40.7%
川柳小学校 17.6% 30.9%
小山小学校 22.4% 37.3%
新田小学校 22.5% 43.5%
清門小学校 16.0% 36.2%
瀬崎小学校 24.0% 44.4%
長栄小学校 29.5% 47.9%
新里小学校 17.6% 28.6%
八幡小学校 18.5% 31.9%
八幡北小学校 26.8% 47.1%
両新田小学校 23.9% 51.7%
市全体 21.5% 41.6%

※すべて年度当初時点のデータで、兄弟で第2児童クラブ利用希望者含む。

 

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