
夫の姉カンジワ・ルイーゼが、女性経営者の会を辞めた。
なんだかちょっぴり残念な私よ。
我が町にあるこの会は、実家や嫁ぎ先が
たまたま会社や商店だった人の集まりである。
近頃は、人数が減ってきたので
マルチ関係者や、社長の愛人兼事務員風味も動員。
一般的な女性経営者の集まりとは異なり
かなりいいかげ…いや、おおらかな会であることをお断りしておく。
会には、私の同級生や知人が何人かいる。
ルイーゼも、ウルトラ意地の悪いルイーゼの従姉妹もいる。
よって、ときたま私の話が、ルイーゼや従姉妹の耳に入ることもあるし
ルイーゼと従姉妹が、故意に聞き出すこともある。
それを彼女達がかなり歪曲して、義母ヨシコに伝え
誤解したヨシコが、私に怒りをぶつけることもよくあった。
そのリスクを差し引いても、面白さのほうが断然大きかった。
ヨシコが言うには、ルイーゼの退会は
女性経営者の会が取り組む今年のテーマ
“婚活”が原因だそうだ。
「あの子、うわついたことが嫌いでしょ。
婚活なんて、馬鹿馬鹿しいって言うのよ」
スーパーでばったり会った会員の子が言うには
“両親が病気で、忙しくなった”が退会理由だそうだ。
事情を知る会員から
「世話は、弟さんの奧さんがしてるんじゃないの?」
とツッコミが入ったが
「いいえ!私がしています」
キッパリ答えたという。
さすがルイーゼ!
こういうとこ、嫌いじゃない。
「そうよ。義姉は大変なの」
ルイーゼの名誉のために、私も口添えする。
本当にルイーゼは大変なのだ。
彼女は主に、ヨシコの脳トレと筋トレを担当している。
ヨシコが書類や書き物を頼むと「自分でやれ」…これが脳トレ。
買物に連れて行ってと頼むと「自分で行け」…これが筋トレ。
甘やかしたら、ボケるばっかり…
どこでも車で連れて行ったら、体が衰えるばっかり…
ルイーゼは心を鬼にして、母親を鍛えているのだ。
まあ、真相は、2個イチで組んでいた従姉妹と
些細なことで喧嘩になったのが発端である。
同い年の従姉妹に、昔から引きずり回されていたが
ここにきて嫌気がさしたのだろう。
会で他人にもまれ、ルイーゼにもやっとわかったのだ。
あの会は、ルイーゼにとって、無駄なものではなかった。
これらの話は、決して私が取材して歩いているのではない。
会員は、聞きもしないのに、会の話をするのだ。
どんな活動をして、誰が何をして、これこれこういうことがあって…
生き甲斐…ライフワーク…町のため、人のため…
女は、自分が優越感に浸れることを、人にしゃべりたいものだ。
さて、その婚活であるが、参加者の募集も一段落し
過日、第1回目の婚活パーティーが、にぎにぎしく開催の運びとなった。
お日柄もよく、土砂降りの中
浜辺のバーベキューの成果があったかどうかは、どうでもいい。
私が驚いたのは、ちょうどその日の夜、用事で会った会員の知人が
大量のおむすびの嫁ぎ先を思案していたことであった。
十数人の参加者から、形ばかりの会費は徴収するそうだが
それではとてもまかなえない。
参加者より、世話をする会員の方が多いのだ。
優しい彼女は、自前でおむすびをこしらえて、パーティーに持参した。
しかし、雨でいまひとつ盛り上がらなかったので、まるまる残ってしまった。
なんでそこまでせにゃならんのじゃ。
手弁当どころの騒ぎではない…持ち出しじゃないか。
そのようなことを言ったら、知人はにっこりして言う。
「だって、みんなで集まって、ワイワイ騒ぐのは楽しいもん。
会の集まりと言えば、外に出られるでしょ。
時間のある人は、昨日から会長さんの家に集まって準備をしたけど
私は行けなかったから、おむすびくらいは出さないと、理事としての立場がねぇ」
なるほど、楽しいらしい。
求めるのは成果でなく、楽しみだったのだ。
わたしゃまた、婚期が遅れた若者のために、頑張っているのかと思っていた。
とんでもない誤解であった。
「あなたも誘いたいけど、主婦じゃあ、会員資格がねぇ…」
と、おっしゃる。
めっそうもねぇですだ…
わたくしめのような者が、そんなところに入ったらバチが当たりますです…はい。
「おむすび、少し持って行ってくれない?」
と言われたが、遠慮した。
雨の砂浜で、いろんなモノに一日さらされたおむすびを
めとる勇気は無い。
根性無しの私である。
なんだかちょっぴり残念な私よ。
我が町にあるこの会は、実家や嫁ぎ先が
たまたま会社や商店だった人の集まりである。
近頃は、人数が減ってきたので
マルチ関係者や、社長の愛人兼事務員風味も動員。
一般的な女性経営者の集まりとは異なり
かなりいいかげ…いや、おおらかな会であることをお断りしておく。
会には、私の同級生や知人が何人かいる。
ルイーゼも、ウルトラ意地の悪いルイーゼの従姉妹もいる。
よって、ときたま私の話が、ルイーゼや従姉妹の耳に入ることもあるし
ルイーゼと従姉妹が、故意に聞き出すこともある。
それを彼女達がかなり歪曲して、義母ヨシコに伝え
誤解したヨシコが、私に怒りをぶつけることもよくあった。
そのリスクを差し引いても、面白さのほうが断然大きかった。
ヨシコが言うには、ルイーゼの退会は
女性経営者の会が取り組む今年のテーマ
“婚活”が原因だそうだ。
「あの子、うわついたことが嫌いでしょ。
婚活なんて、馬鹿馬鹿しいって言うのよ」
スーパーでばったり会った会員の子が言うには
“両親が病気で、忙しくなった”が退会理由だそうだ。
事情を知る会員から
「世話は、弟さんの奧さんがしてるんじゃないの?」
とツッコミが入ったが
「いいえ!私がしています」
キッパリ答えたという。
さすがルイーゼ!
こういうとこ、嫌いじゃない。
「そうよ。義姉は大変なの」
ルイーゼの名誉のために、私も口添えする。
本当にルイーゼは大変なのだ。
彼女は主に、ヨシコの脳トレと筋トレを担当している。
ヨシコが書類や書き物を頼むと「自分でやれ」…これが脳トレ。
買物に連れて行ってと頼むと「自分で行け」…これが筋トレ。
甘やかしたら、ボケるばっかり…
どこでも車で連れて行ったら、体が衰えるばっかり…
ルイーゼは心を鬼にして、母親を鍛えているのだ。
まあ、真相は、2個イチで組んでいた従姉妹と
些細なことで喧嘩になったのが発端である。
同い年の従姉妹に、昔から引きずり回されていたが
ここにきて嫌気がさしたのだろう。
会で他人にもまれ、ルイーゼにもやっとわかったのだ。
あの会は、ルイーゼにとって、無駄なものではなかった。
これらの話は、決して私が取材して歩いているのではない。
会員は、聞きもしないのに、会の話をするのだ。
どんな活動をして、誰が何をして、これこれこういうことがあって…
生き甲斐…ライフワーク…町のため、人のため…
女は、自分が優越感に浸れることを、人にしゃべりたいものだ。
さて、その婚活であるが、参加者の募集も一段落し
過日、第1回目の婚活パーティーが、にぎにぎしく開催の運びとなった。
お日柄もよく、土砂降りの中
浜辺のバーベキューの成果があったかどうかは、どうでもいい。
私が驚いたのは、ちょうどその日の夜、用事で会った会員の知人が
大量のおむすびの嫁ぎ先を思案していたことであった。
十数人の参加者から、形ばかりの会費は徴収するそうだが
それではとてもまかなえない。
参加者より、世話をする会員の方が多いのだ。
優しい彼女は、自前でおむすびをこしらえて、パーティーに持参した。
しかし、雨でいまひとつ盛り上がらなかったので、まるまる残ってしまった。
なんでそこまでせにゃならんのじゃ。
手弁当どころの騒ぎではない…持ち出しじゃないか。
そのようなことを言ったら、知人はにっこりして言う。
「だって、みんなで集まって、ワイワイ騒ぐのは楽しいもん。
会の集まりと言えば、外に出られるでしょ。
時間のある人は、昨日から会長さんの家に集まって準備をしたけど
私は行けなかったから、おむすびくらいは出さないと、理事としての立場がねぇ」
なるほど、楽しいらしい。
求めるのは成果でなく、楽しみだったのだ。
わたしゃまた、婚期が遅れた若者のために、頑張っているのかと思っていた。
とんでもない誤解であった。
「あなたも誘いたいけど、主婦じゃあ、会員資格がねぇ…」
と、おっしゃる。
めっそうもねぇですだ…
わたくしめのような者が、そんなところに入ったらバチが当たりますです…はい。
「おむすび、少し持って行ってくれない?」
と言われたが、遠慮した。
雨の砂浜で、いろんなモノに一日さらされたおむすびを
めとる勇気は無い。
根性無しの私である。
皆さん、オモロイでんなぁ~
婚活と言えば、例の知人。
ネットでパートナー探しのサイトに登録したそうな。
そしたら夫も会員だったらしい。
プンプン怒ってる彼女に、どないコメントしたらええんじゃ?
どっちもどっちじゃないか。
しかしまぁ。
そのサイト、誰でも知ってるんだよ。
恐らくほとんどの人がパソコンを立ち上げた時に、真っ先に表示される検索エンジンのはず。
真面目に探して登録している人もいるだろうに。
気の毒じゃ~
にこにこと愛想も良いのに、売れ残ったのね~
可哀想に。
びっくりなのは一日中外にあったであろうと思われる、おにぎりを人にやれる神経。
だってお腹痛くなったらどうするんだろう、もったいないから?
私にはできないですね~
当然私も根性無しです~(笑)頂けません。
ルイーゼの脳トレ、筋トレは有る意味正解!(爆)
ま~なんとpretty(可愛いい)なおにぎりたちでしょう
わたし昼は仕事柄週に3日はコンビニのおにぎりを運転しながらなんですが
こんな可愛いおにぎりがあったら即買いですね(笑)
できればパッケージに具材の表示がなく
”食べてみて”
なんて表示があったら最高ですね(爆)
寒すぎる。
こっちがどうでもいいと思っていたら、相手も
そう思っているんですね。
素知らぬふりで、旦那さんに申し込んだら
どうなるんだろう…。
>自分だけが認めるド根性の持ち主(爆)
にしきさんをもってしても、浜辺のおにぎりは無理か~(笑)
じゃあ、自他共に認める根性無しの私も、無理でいいですね♪
少々の数じゃなかったですね。
見たところ、100個は軽くあったので
捨てるのがもったいなかったんでしょうね。
脳トレはともかく、筋トレで行き倒れになりかけたヨシコ。
心臓が悪いので、死なれたら困るから、私はつい
手を出してしまうんですが、娘としたら、また考えが
違うんだろうな~と思います。
時々、勉強になります(笑)
おとなしかったらいいですけど、面倒臭いおむすびだったら
窓から捨てるとか~(笑)
運転しながら…お忙しいので、仕方ないんでしょうけど
体に気を付けてくださいね!
私は運転しながらは絶対無理です。
もうこの世にいないであろうという技術の面で(笑)
炊きたてのご飯に粗塩少々、ちょっぴり上等の海苔で包んで…。
最高で~す(笑)
ところで、みりこんさんは他人がニギニギしたおにぎりは、オッケーですか?
私は結構ダメです~(汗)
ましてや、残ったおにぎりなど…(汗)(汗)
娘がまだ幼稚園の時、お楽しみ会で出された山のようなおにぎり…PTAママさん作。私は迷わず菓子パンを選びました~(汗)
心のオアシスおかよ
そうねぇ~、そのおにぎりわたしも欲しくないな~
おにぎり、ガブッてしたらジャリジャリ言いそう・・・・
こういう時にはおにぎりはよく出てくるけど
食べるときにちょっと躊躇しちゃうかもね~・・・
基本、気心の知れてない人の握ったものは困難です。
でも、雰囲気を壊すような場合は、ありがたくいただきます。
衛生面ばかりじゃなく、おにぎりって、シンプルなだけに
作った人の磁気というかハートというか、作った時の気持ちが
残存するような気がします。
自分の中で、それを体内に入れられるかどうかの問題に
なってしまいます。
不思議なことに、買ったものやお鮨は大丈夫なんですよね。
お金や調味料で消えてると言ったらいいのかしらん。
そんな細かいことの気にならない、大きな人間になりたいのですが
修行が足りません(笑)
食糧難だったら、そんなこと言っていられませんもんね。
ジャリジャリは、マジで怖いです。
いろんな思惑の中にさらされてるし(笑)
年取ると、みんなでおにぎり…なんて機会も
無くなってくるので、少しばかり勇気が必要になってくるのかも
しれません。
自分で作ったものが、一番安心ですね。