”スローライフ滋賀” 

「ウォーキング三昧」ブログの続編です。令和元年(2019年)5月1日に移行しています。

土山産抹茶使用ブリュレ、通販で活路 東近江のフランス料理店「ぎんぎん」がCFで募る

2021-08-26 09:00:00 | 滋賀のグルメ・郷土料理
  新型コロナ禍で飲食店の苦境が続く中、来月で創業30年目となる東近江市妙法寺町のフランス料理店「ぎんぎん」が、廃業の危機にある。
新たな収益源としてスイーツの通信販売に乗り出し、事業資金をクラウドファンディング(CF)で募ったところ、開始6時間で目標金額に到達。その後も支援の輪が広がっている。

 店は小林恭さん(58)、利江子さん(58)夫妻が二人三脚で切り盛りし、地元の常連客らに支えられてきた。昨春の緊急事態宣言下ではランチとディナーを休止し、テークアウトの弁当販売を開始。それでも経営は立ち行かず、金融機関から多額の借り入れを行った。


↑写真:中日新聞より

 売り上げは昨年7月、前年とほぼ同水準まで戻ったが、2カ月後には再び落ち込み、返済のめども立たなくなった。経営をカバーするため、スイーツの通販を模索していたころ、2人で東近江市内の寺に座禅体験に行った。住職のたてた抹茶を口にし「これしかないと思った」。
穏やかな気分になる味わいに感銘を受け、店でクリスマスに出しているフランス発祥のスイーツ「クリームブリュレ」に抹茶を取り入れることをひらめいた。

 滋賀県内の他の事業者の助けになればと、ブリュレの材料は地元産が中心。甲賀市土山町産の抹茶の粉末に県内産の卵黄と牛乳を合わせた生地を焼き上げた。
表面には本場フランス産のサトウキビ糖をまぶして火であぶり、パリパリとした食感に仕上げ、店名にあやかって銀粉を飾り付けた。友人ら約50人に試食してもらい、改良を重ねた力作だ。

 通販サイトや取り扱う商品を拡大する費用を賄おうと、8月12日にはクラウドファンディング(CF)も始めた。
 店では初めての試み。「一人も集まらなかったらどうしよう」。そう思うと夜も眠れなかったが、開始からわずか6時間後には目標金額の35万円を達成した。寄付した人からは応援のメッセージも相次いだ。小林さんは「皆さんから愛されているんだと実感でき、ますます店を続けないとと思えた」と目を潤ませる。返礼品の一つにしたブリュレの6個セットは、用意した数を満たした。

 滋賀県のまん延防止等重点措置の対象入りで、店も20時までの時短営業と酒類提供停止の要請に従っており、回復の兆しは見通せない。東近江市内では店を畳んだり、新たな借り入れを断られたりする経営者仲間の声も耳にするようになった。
 「商売は牛のよだれ」。かつて和食店を営んでいた父の言葉がふと頭に浮かぶ。「廃業を余儀なくされた仲間の悔しさも分かっているつもり。僕はレストランが好き。牛のよだれのように細く長く、店を続けさせて欲しい」。

 CFの目標金額を100万円に上げ、9月末まで専用サイト「キャンプファイヤー」で募っている。返礼品は店で使える食事券やワインのセット券、オリジナルTシャツなどもある。ブリュレは店のホームページからも購入可。

「キャンプファイヤー」
https://camp-fire.jp/projects/view/457202?utm_source=cf_widget&utm_medium=widget&utm_campaign=widget

問い合わせ: フランス料理「ぎんぎん」
東近江市妙法寺町875−1 アーバン リバティ 1F
0748(22)7856
https://gin2.jp/

<中日新聞より>
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太郎坊天狗も喜ぶおいしさ 開運厄除の名物「太郎坊さんの黒豆せんべい」

2021-08-26 06:00:00 | 東近江ライフ
 勝運と幸運を授ける神様を司る太郎坊宮(東近江市小脇町)に、地場食材が使用されたお土産「太郎坊さんの黒豆せんべい」が8月22日から同宮参集殿に並んだ。
お守りに次ぐ新たな名物として人気を集めそうだ。


↑写真:滋賀報知新聞より

 「湖のくに生チーズケーキ」で有名な、社会福祉法人あゆみ福祉会の「工房しゅしゅ」(東近江市上羽田町)が製造する太郎坊宮とのコラボ商品
 太郎坊宮ではこれまで地産地消をうたう商品が少なく、「東近江市を中心とした地場の食材を使用したものを提供できれば」と、地産地消の商品を開発・販売する工房しゅしゅに呼びかけ実現した。

 開発を担当したのは「工房しゅしゅ」の製造責任者、奥田美咲さん。
東近江市で生産される特産物を改めてリサーチするところから始め、年中通して供給しやすい黒豆に注目。
 奥田さんは「何か新しい素材になるものはないかと探し、数ある特産物の中から地元でも比較的生産量が多い黒豆に出合いこれだと思った」と開発までの経緯を話す。
 
 ほんのり甘い生地に、細かく砕かれた黒豆が皮ごとトッピングされたクッキー風味の煎餅で、心地よい食感とともに煎餅と黒豆特有の香ばしさが楽しめる。東近江市産を主とした黒豆をはじめ、使用する卵白や小麦粉も滋賀県産にこだわったオリジナル商品となっている。
 太郎坊宮限定での販売。価格は各2枚入り6袋が700円、各2枚入り12袋が1200円。

問い合わせ: 太郎坊宮
東近江市小脇町2247
TEL 0748―23―1341
http://www.tarobo.sakura.ne.jp/

工房しゅしゅ
東近江市上羽田町786−1
http://chou-chou11.com/

<滋賀報知新聞より>
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滋賀・近江高校 夏の甲子園3回戦も「盛岡大附」を「7-4」で撃破 8強に進出!(8/25)

2021-08-25 19:16:51 | 滋賀のスポーツ
 第103回全国高校野球選手権大会第12日目の8月25日(水)第4試合滋賀県彦根市の「近江高校」は3回戦で、「盛岡大付」(岩手)に「7対4」で勝利し、これで3年振りに「8強・ベスト8」に進出した。

↑写真:京都新聞より

 「近江」は20年前に準優勝した時にも初戦で「盛岡大付」と対戦していた。
 3回戦の「近江」は初回から攻め2点を先行し、3回も着実に1点加点したが3回裏に「盛岡大付」に2点を入れられ「3-2」になった。
 「盛岡大付」の渡辺翔真投手が3回の途中から登板し途中まで抑え込まれていたが近江は6回に1点を追加し「4-2」とし、7-8回にも着実に加点し「7-2」となる試合っぷりは大阪桐蔭戦に似ていた。
 8回裏に1点を取られ「7-3」となった。9回裏にも1点を取られ迫られたが最終的には「7対4」て近江は勝ち切った。
 近江の投手山田は3回に2点取られた以外終盤まで好投し、継投も成功した堂々たる試合だった。
近江高校は今大会で日大東北(福島)、大阪桐蔭(大阪)、盛岡大付(岩手)の3校を破ったことになる。

 明日の準々決勝では同じ近畿の「神戸国際大付」(兵庫)と対戦する。神戸国際大付は本日、長崎商に10回裏逆点さよなら勝ちしている。

8月26日(木)準々決勝
京都国際(京都)ー敦賀気比(福井)
石見智翠館(島根)ー智辯和歌山(和歌山)
明徳義塾(高知)ー智辯学園(奈良)
神戸国際大付(兵庫)ー近江(滋賀)

 近江高校はまずは準優勝した2001年以来となる4強入りを目指す。
それにしてもこの顔ぶれを見ると近畿は大阪桐蔭が近江に敗れただけでベスト8校中5校も残っている。智辯などは兄弟校で残り、どの学校も近畿勢を破らないと優勝できないすごい戦いだ。
 明日も近江高校の健闘を祈ろう。頑張れ近江!
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滋賀の地元の歴史家 「蒲生氏郷伝説」出版

2021-08-25 11:00:00 | 近江の歴史文化・探訪
 滋賀県日野町教育委員会生涯学習課歴史文化財担当専門員の振角卓哉がこのほど、書籍「蒲生氏郷伝説」をサンライズ出版の淡海文庫シリーズから出版した。


 蒲生氏郷は近江国日野の土豪・蒲生賢秀の長男として生まれ、織田信長、豊臣秀吉に従い、会津92万石の太守となった戦国大
 記念像が建てられるなど地元滋賀県日野町で長く愛され、伝説や逸話も多く伝えられている。
同書では全国各地の史料をもとに敵将、庶民、文化人などからの氏郷評を記し、氏郷の実像に迫った。
B6判、198ページ、1500円+税。滋賀県内の主な書店を中心に全国で販売中。

 振角卓哉は1969年広島県生まれ。以下の主な著作になどがある。
 ・「仁正寺藩陣屋」(中井均編「近江の陣屋を訪ねて」に収録
 ・「佐久良城、鳥居平城、音羽城、鎌掛城・山屋敷」(中井均編「近江の山城を歩く」に収録
 ・「鎌掛城」(城郭談話会編「図解 近畿の城郭・」に収録
 ・「九居瀬城、和南城」(城郭談話会編「図解 近畿の城郭・」に収録

問い合わせ: サンライズ出版
彦根市鳥居本町655−1
TEL: 0749―22―0627
https://www.sunrise-pub.co.jp/

<滋賀報知新聞より>
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旬の甘い果物を味わって 東近江のブドウ

2021-08-25 10:00:00 | 東近江ライフ
 東近江市愛東地区では、特産のブドウが出荷のピークを迎えている。
地元の道の駅「あいとうマーガレットステーション」内の「あいとう直売館」では、房から摘み取った複数の品種を詰め込んだカップが、人気を集めている。

↑写真:中日新聞より

 愛東地区内では30品種以上を栽培。
直売館には約20軒の農家が7月下旬から9月中旬にかけて出荷し、現在はワイン用としても有名な「マスカットベーリーA」を中心に並んでいる。

 カップはパフェ用の容器で、2、3種類を15粒前後入れて販売。色や形だけでなく、甘みや歯応えの違いまで楽しめる。1日で平日は30個、土日は50個ほどが売れるという。1カップ648円。

直売館は11月末まで無休。営業は09:00〜17:00

問い合わせ: あいとう直売館直売館(道の駅あいとうマーガレットステーション内)
東近江市妹町184−1
0749(46)0370
http://www.aito-ms.or.jp/facility2/index.html

<中日新聞より>
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