メドベージェフ首相施政綱領に見られる危機の描写は、外因を主軸としたものになっている。つまり原油価格の低下と経済制裁によって資金は流出しインフレは狂ったようになり、金融システムは停止寸前までいったが、何とか(それでもインフレ率6%)持ちこたえているロシアが、自国の力ではなく、外国からの投資門戸をひらく時が来たという流れであろう。資源収入によって潤沢であった(それでも40%の国富は石油ガスによる)国内 . . . 本文を読む
『「経済学者のローレンス・サマーズ元米財務長官が30日、日本銀行で講演した。
日銀が今月新たに導入した長期と短期の金利を操作目標とする金融緩和の枠組みについて、「金融政策と財政政策の連携は、中央銀行が政府の財政拡大を許すことになる」と述べ、苦言を呈した。
サマーズ氏は、日銀が10年物国債の流通利回り(長期金利)を金融政策の目標とする点に関し、「政府の長期の借金を増やすことにもつながりかねな . . . 本文を読む