2019年に去った堺屋太一氏こういう多才が開花する人生は時代との廻り合いが決めている。誰も真似する必要はないが、多芸は人生の糧になる。人生の失敗や中断に無駄なものはひとつもない。決して多芸を恥じるなかれ。堺屋太一クラスの多芸なら前の大阪万博のように記憶に深く残る。本当は日本万国博覧会という名前だったんだね。当時は単に万博と呼んでいた。なぜなら最初のことだから。そんな堺屋太一がわれわれに残した言葉「 . . . 本文を読む
人間の観念一般にニーチェを虚無主義とかニヒリズムとかと勝手なラベリングすることから目覚める時が来た。『青空の下で読むニーチェ』 宮崎正弘 より「真の世界と呼ばれてきたものが虚構された世界なのであり、『仮象の世界』と言われてきたものが、現実の世界なのだ。…理想という嘘がこれまで現実の世界の上に蔽い被さっていた呪いであった。この嘘によって人類自体がいつしか本能の一番奧底の隅々に至るまですっかり出鱈目に . . . 本文を読む