公開メモ DXM 1977 ヒストリエ

切り取りダイジェストは再掲。新記事はたまに再開。裏表紙書きは過去記事の余白リサイクル。

坂の上の雲

2010-12-05 22:30:08 | マスメディア
今週のNHK坂の上の雲は義和団の乱から北清条約後ロシアの中国旅順進出までを描いている、1922年まで秘匿された中国(李鴻章)とロシアの密約は描かれてはいない。圧倒的にロシア優勢の状況を逆転した力学ではなく力点だけが描かれている。日英が条約締結できた半分以上の功績は李鴻章が生きていたときの布石のおかげといえる。ましてや小村壽太郎一人の仕事ではない。しかしこの力学を力点の美徳で誤解し教条化したのが司馬遼太郎史観だ。彼我の構図無く、力点や作用点の集まりで現実政治の力学は説明できない。



坂の上の雲 :第2部初回視聴率14.7% NHKスペシャルドラマ
2010年12月06日

本木雅弘さん主演のNHKスペシャルドラマ「坂の上の雲」の第2部初回(6話)が5日放送され、 平均視聴率は14.7%(関東地区、ビデオリサーチ調べ)だった。 昨年の1回目の視聴率は17.7%だった。

第6話「日英同盟」は、シリーズ3部のうちの2部初回。日清戦争(1894年)の後、三国干渉も あり、ロシアと日本の関係が悪化。戦争回避のために動いた伊藤博文の努力も実らず、
駐在武官の広瀬武夫の情報どおり、戦争は決定的になる……というストーリー。

司馬遼太郎さんの同名ベストセラーが原作。海軍参謀の秋山真之(本木さん)、陸軍で 「日本騎兵の父」と呼ばれる兄の秋山好古(阿部寛さん)、俳人の正岡子規(香川照之さん)
の3人を中心に、日清・日露戦争などを舞台に、近代日本の足跡が描かれる。2部は、 9話まで放送予定。(毎日新聞デジタル)



力点を描いて力学を描かず 力点としての「シベリア単騎横断」の福島安正派遣隊司令官さえ描かれていない。福島安正については、国際派日本人養成講座の伊勢雅臣氏による解説が詳しい。
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