公開メモ DXM 1977 ヒストリエ

切り取りダイジェストは再掲。新記事はたまに再開。裏表紙書きは過去記事の余白リサイクル。

制度設計に欠陥有り

2010-06-24 07:56:48 | 日記
TMIの升永弁護士のコラム「清き0.6票」によると、「現在、衆議院で言えば、人口の42%が、小選挙区選出衆議院議員(定員300人)の過半数(151人)を選出している。参議院で言えば、人口の33%が、選挙区選出参議院議員(定数146人)の過半数(74人)を選出している。」
という一票の格差があるらしい。
http://blg.hmasunaga.com/main/


比例区を加えるとどうなるかはわからないが、制度設計に誤りがあるのなら、直ちに違法な状態を是正すべきだろう。升永弁護士の主張は明快で、政治家がその任にふさわしくない当事者であると言っている。司法こそがこの逸脱を是正すべく決然と判断しなければならない。それ故に上告している。

これに投票率の地域格差を係数に加えると、地方の組織団体票を集める候補が一層有利になる。地方に大きな組織票を持っていて35%も得票できる見込みがあればかなりの勝算がある。実質60%近い集票能力に相当するのだから。

もはや清き一票など日本には無い。声の半分はかき消される。この國はいろいろな意味でうす汚されてしまっている。後々それについて述べてゆこう。
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