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チヌかかり釣りとSR400 『櫻井漁のブログ』

感度の良い竿を作りた~い!、、検証結果

2012-12-25 10:18:21 | その他

只今製作中の竿は、過去製作のどの竿よりも『感度』のよい竿という課題を設けています。

目標は、自作竿『ジャッカルスポーツ』の『アタリコンバーター・ステージⅡ』を超え、なおかつ軽量であること・・・。

ジャッカルスポーツは、ラインが潮流で振動するのが分る感度を持った竿ですが、それが災いして魚のアタリがボケてしまい、、潮流または水深またはラインの長さの影響なのか感度が良くなったり悪くなったりする、、という、まだまだ完成途上の竿です。

※この竿のおかげで、ラインをハワセている時は、旗がはためくようにラインも潮流でパタパタ(手元にはブルブル伝わる)しているコトが解りました。ラインを張り気味にすると振動は細かくなり、だんだん消えていきます。

自宅にある色々な竿を使って『アタリが手元に伝わる感度』の正体を自分なりに見極める為に、まずは実験前に出来るだけ沢山の仮説を立ててみました。

計器がなく数値にできない場合、一人で検証作業をする際に仮説が一つだと、どうしても仮説を肯定する方向に心が揺れてしまいます。

また、沢山の可能性を考えてから作業をした方が、同じ実験でも見落とす部分が減ります。

もともと好きでやっている事ですから、小さな部分にも拘った考えが色々浮かんできました。

大そうなコトを書きましたが、実験自体は非常に地味でシンプルです。

竿以外に使用するものは、リール・ライン・大きめの洗濯バサミだけで、穂先と元竿の色んな所に洗濯バサミでアタリを想定した負荷をかけ、手で振動を感じとります。

厳密にいうと、その都度穂先をカットしないといけないのですが、全ての穂先を切り刻めません。

一度不要な穂先をカットしてやってみて、別にカットしなくても検証に支障のないことを確認して作業を続けました。

結果からは、これから穂先を削る際に、きっちりしたガイドラインができましたので、今日1日『あ~でもない、こ~でもない』と考えた甲斐がありました。

かなり乱暴に説明しますと、通常の穂先はテーパーが1つですが、『ヘの字穂先』はテーパー3つからできていますので、穂先ゲージを作ったとしても、それに当てながの作業では気の遠くなるような手間がかかり、作業を続ける自信がありません。

ヘの字穂先削りは、どちらかというと感覚だよりになる作業でしたが、今回の実験で1つの指針が出来たコトは大きな成果でした。


楽器のような・・・。

2012-12-24 13:14:14 | 道具・筏

先ほど、超久々に自分用の穂先を削りました。

 
基本は『への字穂先』なんですが、曲がる支点より先端部分を何とかし<wbr></wbr>て感度を増幅する構造に出来ないものかと、かなり試行錯誤して削<wbr></wbr>りました。

 

失敗は成功の元と自分に言い聞かせて、いつも未知なトコロでキワキワなチャレンジをしていますが、何となく上手くいっています。

 

 
元竿のグリップに塗った漆が乾いたら、屋内で軽い実験をしてから<wbr></wbr>ガイドを取り付けます。
この実験は、もしかして全く意味が無いかも知れないのですが、新<wbr></wbr>たな発想に繋げる為にも、ちょこっとマジにやってみるコトにします。

 
ところで、かかり釣り竿の穂先って、穂先単体より元竿に装着した<wbr></wbr>方がアタリが大きく手に伝わるんですね~、、何となく薄々感じて<wbr></wbr>いたんですが、本日あらためて実感しました。

 
まるで楽器のように、振動が反響してくるのでした。

 

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竿の製作、、途中経過

2012-12-14 21:54:18 | インポート

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デジカメの写真が真っ黒でしたので、写真を修整してからUPしております。

モノホンは、もう少しススケタ感じの色調です。

今回はグラスチューブラーをケツまで貫通させています。

グリップは、ウッドのワンメイクもんです。

個人的には、好きな感じの風合いで自己満足しております。

夏に浜辺に行く機会がありましたら、流木を拾ってきてグリップにしてみようかなぁ~、、なんて思い描いている今日この頃です。

※ 但し、流木が使用できるかどうかは、やってみないと解りません。

今回製作の課題は、『軽い竿』『手持ちの素材で限界を目指した、、とにかく感度がイイ竿』『ガツンとアワセの効く竿』という3点です。

軽い、、という点に関しましては、単に重量ではなく『持ち重り感がない』というコトを意識していまして、感度も考慮しながら今まで作った竿と重量バランスも少し変えてみました。

これは、単にオモリの増減ではなく・・・・、、と、何だかんだ言いましても、バランスに関しましては、一度完成させて試釣してみないと次に進めないと思いながらの作業です。

ウッドグリップの採用は、徹底して感度に取り組む為に考慮した上での選択です。

アワセに関しましては、現行の量産自作竿『アルトシリーズ』より穂先を0.35mm太くしています。

この竿は筆者の会社に置いてありますが、、

パッと見、、焦げて不要になってしまった『燃やせないゴミ行きの竿』みたいなのが、、どうも切ない・・・。(T_T)