昨日は、「私が上手?はぁ??」と船頭さんに応えましたら「寄せるのが上手みたいですね」と指摘をいただきました。
そ~いえば以前、30数年来の友人にも「君は寄せるが上手いよな~」と言われた事があります。
かかり釣りで『寄せる』と聞きますと、ダンゴや集魚材でチヌを寄せるというイメージ一色に傾きがちです。
筆者は、他人より1匹でも多く釣ろうという気持ちが元々ございませんので、この事は「寄せる」に対する姿勢にも反映されます。
かかり釣りでは、日々釣り客が撒く餌により、チヌが飼いつけされています。
チヌ達は、エサを求めて(か?)お決まりのコース(たぶん・・・)を回遊してきます。
人気のある釣り場では、すでに「寄ってくる」仕組みは出来ています。
趣味として楽しませてもらえるだけの数の魚が寄ってくれればOKですので、筆者は集魚に関しては無頓着です。
限られた小遣いの中で、少しでも沢山釣りに行きたいので、出来るだけエサ代に費用はかけません。
昨日のエサ代は700円でしたし、三重県に行く場合はダンゴとサナギミンチやオキアミを買いますので3,000円でおつりがくるくらいになります。
以前は、米屋さんから分けていただいた米糠を使っていましたが、脱脂されていない米糠は海底でヘドロ化すると教えてもらってからは市販のダンゴを購入するようにしています。
大変、、小っ恥ずかしいのですが、筆者の「寄せる」についての思考について再度書かせていただきます。
以前にもチョイチョイ書いている内容です。
ルアー釣りでは、擬似餌を動かして釣りを楽しみます。
以前、メガバスさんの動画で「科学のち~か~ら~~」を釣りに導入し、電動リールでルアーを引いてスズキを入れ食いさせる所を見たことがあります。
一定のスピードにのみスズキが狂ったようにルアーを追い、その日の状況によりスズキがルアーを追って咥えたくなるスピードが存在するコトが実証されていました。
何年も前のコトですが、筆者は堤防に座って足元のグレ・フグ・カワハギ等の稚魚に米粒くらいの砂利や貝殻の破片などを落としてみたコトがあります。
15分くらいの間に、何投もしてみました。
凄くスピードが早く落下するものは、一瞬身構えるだけで追おうとはしません。
貝殻などクルクルまわって超ゆっくり落ちるものは、少しだけ寄ってこようとしますが、すぐに見切りをつけてしまうようで、すぐに追うのをやめてしまいます。
彼らにとって、落下物のすぐ近くまで寄り、着いて行ってしまう速度があるコトが解りました。
このような経験から、筆者はチヌが居る場所(釣り座付近の)からサシ餌までの間を「寄せる」コトだけを考えています。
ほとんど流れが無く、水深7~8メートルの釣り場では、筆者の使用しているタックル(スプールがよく回るリール・3号ライン・4~6号の針・ガイドが多数の竿・最小2mmのガイド径)を水平よりやや穂先を下げた状態でサシ餌がサナギの場合には、1.5g~1.8g程度のオモリが好結果でした。
「サシ餌が落ちていく回数と釣果は比例する!!」という、かなり偏った信念で釣りをしております。
「アワセル回数と釣果は比例する」みたいな単純な数の論理ではなく、チヌが興味を示す速度でサシ餌が落ちる事で一層刺激し好結果につながるという考え方なのでした。
こうやって、あらたまって書くと、、、「やっぱ、小っ恥ずかしい~~」