一時はどうなることかと思いましたが、11時頃に気持ち悪さも和らぎ、やっと釣りを楽しめそうです。
実は、この段階で4枚釣れていました。
めまいでクラクラする苦痛の中、スローテンポでダンゴに包んだサシ餌を落としたら、しばらくしてダンゴが割れて、穂先がお辞儀したので腕を上げたらチヌが釣れたって感じでやってました。
12時まで回復しないようだったら帰るつもりでしたが、このまま納竿時間まで、やっと釣りに集中できそうです。
この頃から、潮がゆっくりと右から左に動き出しています。
気分転換で、朝から付けていたガン玉2Bを外して、少しずつラインを出しながらサシ餌を足元から移動しないよう努力してみました。
サナギを突いてくるヤツがいて、噛み千切られて時々半分くらいありません。
試しにオキアミでやってみるとフグが釣れました。
しかし、フグ以外の何か(チヌ?)が居てるような気がしてなりません。
ずっとダンゴアタリがありますが、ボラでない(チヌのような)感じがします。
「ツツツ」としたアタリを、目いっぱいの鬼アワセをしてみましたら、チモトを噛まれて針が無くなっています。
それから数投してみても、フグ以外の魚が居てるような気がしてなりません。
スプールを指で押さえて、ほんの少しだけラインにサシ餌を引っ張らせてみました。
穂先が少し入りましたが、押さえこむまでに至りません。
間髪入れずにラインを少し出してサシ餌を止めてから、もう一回スプールを指で押さえて海底を少しだけ引きずってみました。
触ってきますが離しそうになる直前にもう一回ラインを出してすぐに止めてみました。
サナギを咥えてジッとしているエヅラを思い浮かべながら穂先を少し誘い上げてみました、、途端に穂先がキュイーーンと勢いよく入りました。
読みにくい文章だと思いますが、一連の動作がムダ無くこんな感じで短時間につながった誘いをかけていたのでした。
一瞬の事でしたが、心地よい感じで竿の半分くらいが海中にはいりました。
フグに違いないと思って当然な状況でしたが、その時間帯だけはミョーに神経が研ぎ澄まされて、だいぶん以前の自分に戻ったような気がしました。
掛けた瞬間は真鯛かも?とも思いました。
型もけっこう良型でしたが、カンヌキに掛かった針が思いっきり内側に曲がっていて、知恵の輪みたいになっていたのが印象的でした。
このチヌは久々に思い出に残る1枚になりました。
その後ボチボチと3枚を追加し、納竿間際に更に1枚を追加し、終わりよければ的に終了できました。
船頭さんによると、最近はお客さんも少なくほとんどエサが入っていないようでしたが、畦蛸は相変わらずポテンシャルの高い釣り場でした。
最後までお付き合いいただき、、恐縮です。
有難うございました。