この家は、ドラマ「北の国から]」(脚本;倉本聰)の最終回”2002遺言”の中で、主人公の黒板五郎が雪子おばさんのために建てた家です。その家は実に、”もったいない精神”で、木や石、窓枠など捨てられた廃材や車体の一部を拾い集めて来て造られた建物です。その家のつくりは、随所にアイディアがあり、創意工夫が凝らされていました。私も、感心したり参考になることがたくさんありました。
※ 雪子さんのことが書かれています
この”五郎の家 拾って来た家”は何を物語っているのでしょうか?。日本では、1980年代後半から1990年代初頭にかけて日本は好景気=バブル景気でした。この時代にあって、物に対して、修理・修繕の風潮はなくなり、使い捨て社会とか大量廃棄社会へと移行していきました。それに対し、警鐘を鳴らす意図をもたせる建物を造り、象徴的に表現しているようです。