ひとりっこのアルツハイマー介護

要介護5の父(2011他界)と人工透析でアルツハイマーの母のひとりっこ介護と、介護で自分の人生を犠牲にしないコツ

特別養護老人ホーム引っ越し騒動記②

2010-09-06 17:24:49 | Weblog
父は4人部屋で暮らすことになった。

今までは8畳ほどの個室でのびのび(?)暮らしていたから、ずいぶん環境が違う。
しかも古い造りだから隣との仕切りはカーテンのみでスペースもあまりない。

まあ父は動けないし自分では何もしないから荷物だってないし、眠れればいいのだけど。

唯一つ問題があった。

父は椅子に座った状態が保てない。
どんどん前傾して、テーブルにおでこをついたままか、車椅子ならまさに90度おじぎ状態になる。

いままで使っていたリクライニングチェアを持っていきたいとお願したが、事前の協議ではそれは出来ないとの返答だった。

けれど、迎えに来た相談員のKさんが
「ダメもとで車に積みましょう
と言ってくれたのだった。

おおきな椅子をほかの荷物とともにフロアーへ。
フロアスタッフの方の「?!」という顔。
「車椅子の方が多いので通行の邪魔になりますし・・・」

けれど相談員のKさんが「前向きに検討してください」と促す。

結局3日間は廊下の端っこに放置されていた。
が、一週間後訪ねてみると、父はまんまとあのリクライニングチェアで食堂にいた(笑)

柔軟な対応をしてくださった施設に感謝!