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本とパンのあるくらし

おいしいパンと大好きな本があれば幸せ。
そんな私が綴る日々の暮らし。
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エミリの小さな包丁

2018年04月10日 | 小説
図書館から借りてきた本、面白くて2日半で読んでしまいました。

都会で辛いことがあって、仕事を失くし、お金も底をついた。
人生どん底状態の25歳のエミリが主人公です。

「エミリの小さな包丁」 森沢明夫

     

都会から逃げ出したエミリは、漁港のある田舎町に行く。
そこには、エミリのおじいちゃんが住んでいるのだ。

15年ぶりに会うおじいちゃんとエミリ。
はたしてどういう日々になることやら…。

      

とにかく、おじいちゃんの手料理がどれもこれも美味しそうなんです。
とれたての魚を、小さな出刃包丁でさばいてパパッと料理する。

ささくれだっていたエミリの心が、ときほぐされていく。
料理ってすごいなあ。

無口で照れ屋のおじいちゃんのさりげない優しさ、よかったです。

心をきれいにしておく。
なるべくいい気分でいること。
そんなことを教えてくれるおじいちゃん、素晴らしい。

海風に吹かれ、優しさに包まれたような、そんな気持ちの良い小説でした。

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コメント (2)
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