トドの小部屋

写真付き日記帳です。旅行記、本や美術展の紹介、俳句など好きなことをつれづれに。お気軽にどうぞ。

蜷川実花展@静岡県立美術館

2017-02-01 17:28:05 | 美術
静岡県立美術館で今日、2月1日から蜷川実花さんの写真展が始まりました。会期は3月26日(日)まで。私は、昨日、蜷川さんのトークショウを聴きに行ったので、一足先に観ることができました。昨日は、休館日になっていて、トークショウを聴いた人だけが、展示を鑑賞できたのでした。会費は1000円。当日の入館券は1200円ですから、前売り料金でトークも聴けてお得でした。もっとも私はボランティアなので会期中無料観覧できます。トークでは仕事の話を通して実花さんの飾り気のないお人柄を知ることができました。館内の一部は撮影できたので、撮影した写真を少しブログに載せますね。第一展示室の花々は、思わず笑顔になってしまう、エネルギーをもらえる作品群でした。
まず、入口の左手に、伊豆で撮影されたという桜の画像。人が大勢いたので、手早く撮りましたので、ちょっと・・・ですが。



大きな第一展示室(Flowers)には、色鮮やかな花の写真を中心に春爛漫の世界が広がりました。





第二展示室(桜)は桜のインスタレーション。壁、床ともに部屋全体が桜の画像でした。



第三展示室(PLANT A TREE)は、2010年の春に目黒川で撮影したという桜。川面に散る儚い一瞬の桜の様子をとらえた連作。光源は絵の後ろにあるように見えますが、上から四角のスポットライトを当てているのだそうです。これは6日の内覧会で学芸員のKさん談。



ここまでが撮影できる部屋でした。noir, self-image, TOKYO INNOCENCE, Portraitsなどと続き、変化にとんだ実花ワールドが楽しめました。ポートレートは、アイドルや俳優さんなどがずらりと。「百聞は一見にしかず」ですから、是非、ご鑑賞くださいませ。私は2度とおして観ました。今週の金曜日に、高校生をご案内するボランティアをします。来週月曜日にボランティア対象の研修会ということで、内覧会がありますので、担当学芸員さんの解説付きで、再度鑑賞できるのが楽しみです。

おまけ。私です。

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4 コメント

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 鮮やか  ( よっちゃん )
2017-02-05 22:28:23
 
私の見方では、たいへん申し訳ないですが、単純に「鮮やか」としか分かりません。 絵画を読み取れる感性が無いので、一般的で平凡な言葉しかでないのです。

「鮮やか」という言葉は出るものの、本当に心の奥底まで感じて感動しての言葉ではなく、見た目だけで思えるだけのことであり、
けっして批判しているのではない、トドさんのように、心に響く具体的な感動を持てる方々に憧れてしまいます。
どんな見方をしたら、具体的な興味が湧くような感動が生まれるのか、知ってみたいですね。

たとえば、さくらの花が咲いた真っ只中に居たとすれば、その現地での気持ちよさという感動は生まれるのですが、同じ風景でも、絵画との違いって一体何でしょうね。

トドさんには残念なコメントしかできなくて恐縮します。
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こんにちは (トド)
2017-02-06 14:43:13
先日はボイストレーニングの間、ずっといらっしゃってましたね。写真を撮っておられましたが、私達、変顔だったでしょうね。^^;
さて、絵画と実体験との違いですが、実体験は直接の自分の体験ですから、たいていの人が美しい花を見れば綺麗だなあと思えますよね。普通に感動できると思います。写真や絵画の場合は画家の内面が投影されてると思いますので、画家の心のフィルター通して画布写真に表れると思います。それに共感できるかどうかだと思います。なので、感性に合わない作品に出会えば、感動できない、もっと言えば嫌いな作品だってあるのですよ。コメントのことは気になさらないようにしてください。私は難しいことは考えず、楽しんでいます。
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 表 現  ( よっちゃん )
2017-02-06 23:22:53
 
♪発声について、変顔度合いは、良い発声との比例関係にあるかもしれませんね。 大丈夫ですよ、我らきれいな女声団員を悪いようには表現しません。

私は、いつも写真を撮りながら、どんなふうに後のアルバム表現することが楽しんでいただけるのか? どう表現したら想い入れ深い代物になるのか、何年か後にも鮮やかに蘇るか ・・・ などなど、練りに練ってアルバムに反映していきます。
きっとそういう想いというものは、画家が想いを込めて描いているときと似たようなことだと思いました。
写真というものは、単純に現実を撮影しているように見えても、そこには、どの角度から・・・ どの位置に置く・・・ どの大きさにする・・・ どんな背景とする・・・ など、自分が表現する要素がいっぱい詰め込まれるドラマとなります。 そういう点からも、理屈は画家と同じになるでしょうね。 写真は、単なる生が写っているものではなく、現実の写り方に 「個性」 が込められています。

何でもそうですが、
感想を持てるものとは、自分が興味を引いたものなんですね。
クラシックの好きな人に、どの演歌が好き?って聞いても、軽く 「そんなの分からない」 っとあしらわれます。
酒派の人にワインの良し悪しを聞いても何も分からないでしょう。

トドさんのお話しより、いろいろお勉強させていただきます。
 
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同感です。 (トド)
2017-02-07 22:31:31
確かに写真も芸術だと思います。撮影する人の撮りたい対象があり、表現の仕方がありますから。興味をひかないものには感動も感想も持てないって真実だと思います。
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