ギタリスト岡本博文 生徒諸君!

プロギタリストのリアルな経験談、本音を語って行きたいと思います。

生き生きと音楽するために学び続ける大事さ

2018-05-30 08:10:05 | Weblog

いい歳こいて、こんなことを始めてものになるんでしょうか?
という問いを時々ぶつけられます。
それは同年代のおじさんからが、中心の問いなのですけど。

時に卒業間近の大学生にまでも。(笑)
僕からしたら、十分若い。若すぎる。

高校を卒業したら、もう若くない、と思っている人もいる。
いや、違う。(笑)まだ、始まってもないから。
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僕は、最近、明確に思うのですが、
生きるということは、学び続けることではないでしょうか?
複雑なものを、より秩序立てて、物事を考えたり、
複雑で繊細な動きを実現していくこと。

そこに試練や楽しみや、発見がある。
苦労もあるかもしれません。
けど、生き生きとした自分だけの発見のある、その快感にくらべれば、
大した苦労ではない。

カウチで感動巨編の映画を鑑ているときに、
ちょっとあれとって、と言われるぐらいのものです。
とりあえず、僕は、そう思います。
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僕は、ここしばらく、
自分の発言は、ビジネス書のようだ、と思い始めていました。
計画を立てて、自分をコントロールして、
続ければ、思ったような価値が手に入る。

それは至極当然で、このような成功哲学に寄り添った発言をしてきました。
それは自分への戒めでもあり、科学の方法論なので、
間違いではない。と思います。

しかし、思ったゴールに「予定通り」
時間内にたどり着くことだけが、
価値のあることなんでしょうか?

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そして、その実行の上で「これが得だ」と評判だから、
という選択の仕方は、最後の最後で、
本当に満足を感じられるのでしょうか?

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それに対する解決は、心が自由に感じたことと向かい合う、
ということ。反対の考え方に耳を一度はかしてみること。
やってもなかったことをやってみること。
そして、自分の好みをあらためて知ること。

みたいな日常を大事にすることから、始まるのではないかと思います。
そして、ゆっくり選択してみる。

「一度、こっちのブランドのコーヒーを買ってみたけど、
自分的にはどうかな〜。やっぱり、こっちが美味しいわ。」
それを繰り返すことで、コーヒーの知識がついてくるようなもので。
人の趣味は、人の趣味という、寛容さも生まれるし。

僕は、そういうことで、人は豊かになると思うんです。

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人は、低エントロピーな食べ物を摂取して、
体内のエントロピーの増大をコントロールして、
生きながらえていくならば、

音楽も、複雑なものを、より秩序立てて、物事を考えたり、
複雑で繊細な動きを自分の中に摂取していくことは、
生きていくことと、大きな変わりはない、と
最近、思うんですよね。

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だから、学ぶということに、手遅れはありえない。
今、実現しないことにイライラする必要もない。
あれこれ、やって迷うことは苦しいけど、
それは答えにたどり着く必要な時間かもしれない。

それは、生き生きと生きてく、今そのものだから。

と、僕は考えるんです。特に最近。






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