ギタリスト岡本博文 生徒諸君!

プロギタリストのリアルな経験談、本音を語って行きたいと思います。

もう一度考え直してこい!

2009-04-28 05:52:49 | Weblog
僕は、毎日、夢とか目標を持つ事の大切さを語ってますけど、
これ、特にプロ指向の人は、しっかり考えるように。

以下、これではお粗末だ、と僕は思う。
始まりはこんな事だとは思うけど。良くある例ね。

1)なぜプロになりたいのですか?
一日中、ギターが弾いていたいから。
有名なプレイヤーと共演出来るから。

2)あなたの、夢、目標は?
ボーカルと曲を作っているので、ライブが出来るようになる。
来週、ライブがあるので20人は来てもらって満足させる。


1)について。
一日中、ギターを弾かせてもらう訳を考えるべきだと思う。
やりたい音楽があって、伝えたい音楽のイメージがあって
それを具体化して、音にして伝えて行くのが音楽家。

音楽家と言うのは、自分だとわかるスタイルを作って行くのが仕事。
他の人に出来ないサウンドを手に入れる為に努力する事。
これがアーティストの一般的な使命だと思います。

ある時は、レイヴォーン、あるときはウエス、あるときは押尾光太郎。
というのは、アマチュアリズムで、これは自由にやっていい事だと思うのです。
しかし、プロはこういった要素を一つの自分にまとめあげないといけない。

ギターが弾きたいのなら、家で弾いてなさい。

2)について
僕がまず答えて欲しいと思うのは、10年後、20年後どんなことを
成し遂げてみたいか?それなのです。
叶うか、どうかが問題じゃない。
まっすぐ、それにずっと向かう価値のあるものは、何か?

今すぐ答えなくてもいいけど、
それがなければ、いずれ何をどうしてプロになろうと思ったのか
わからなくなるよ。

**************
とうはいうものの、プロの中に
「夢中になって楽しんでいる間にいつの間にかプロになった。
いまだに自分がプロだとか思わない、よくわからん」
というひとが、かなり多いのも事実。

そういう人は、これを読んでもないと思うけど。(笑)

仕事をちゃんとして、立派な音楽をしている人に
ツアー先で何人も会います。
僕は立派だと思うし、僕もこれで飯を食わしても貰っている責任も感じるの。

もっと、やるよ。僕は。
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