ギタリスト岡本博文 生徒諸君!

プロギタリストのリアルな経験談、本音を語って行きたいと思います。

作曲はまずルールを決めずに

2009-06-23 08:52:22 | Weblog
最近、質問は?
と聞くと作曲を教えて下さい。という人が多いです。

僕は、特に理論とか、きまりは考えずに
何かかっこいいコードの繰り返しを弾きながら、
鼻歌から始めました。

それでいいんだと思います。

遊びの中で好きなコード進行とか、発見したコードを使って、
自分にぴったり来る気持ちとか、音の並びを発見して行きました。

「この情景を表わそう」と思ってそれを表せるようになるには、
それなりの時間がかかる。しかし、音と戯れている間に
自然と出来て来たと思います。

そして、振り返ればいつもそうだったのは、
ちょっとイントロが出来ただけで「ふふふ。これで大ヒットだ」
などと妄想してた自分です。

で、作り始めたら絶対最後まで僕は作る。最初のワクワクから多少縮小してもね。
で、次に日に途中からでもまた、作り始める。
2、30曲作りましょう。振り返れば、自分の姿が色んな角度から見えて来る。
似てる曲があっても良い。それは、自分が作曲した証拠だから。
むしろ、似てて全然違うコンセプトであることは、自分の芸風が出来て来た事で
喜ぶべきだと思います。まず、曲がインパクトを持っているかを考えたら良いと思います。

あと、曲自体を鍛えたければ、歌詞に頼らない事も大事じゃないだろうか。
「好きだ」は、言葉にすれば、簡単だけど、
好きな気持ちを曲で表わすことができれば、それは素晴らしいんじゃないだろうか?
音楽は、詩を乗せるテンプレートではない。

音楽は音楽だ。それだけでいろんなものを伝えられる。
そう思っているんです。

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