ギタリスト岡本博文 生徒諸君!

プロギタリストのリアルな経験談、本音を語って行きたいと思います。

ぼちぼち食えそうになって来た若いプロのみんなに

2010-10-28 11:07:00 | Weblog
じじいの発言です。(笑)
ぼちぼち食えそうになって来た若いプロの皆さん。生徒さん。

僕もギターで飯を食いたい、食いたいで
がんばった20代でした。

でもね。アレンジして下さい。
ギターサポートして下さい。
それはそれで良いのだけど、
ちゃんと自分のバンドをかならずしようとしなければ、ダメだ。

仕事が来た。上手く弾けないから出来るまで頑張る。
これはプロとして当然。
ちょっとやそっとではマネ出来ないぐらいうまくやるのは、
結構な事です。

でもね。

あなたは何ものなんだ。
と言った時に「こういうものです」と自分の音楽を
発表出来なければダメだ。
それを迷いながらでも探し続ける事。

そもそも、アーティストというのは、
自分のスタイルを作る事が仕事だ。
パッとみて、ゴッホだ。ピカソだ。
ジミヘンだ。
そして、マジックがあり感動があるのがポイントでしょう。
今までにないものが出来れば、それに越したことはない。
それがアートだ。


そこにはお金が儲かるとか、それは別の問題。
いくら生活の為にギターを弾く事に追われても
それをコツコツ追求し続けなきゃいけない。


なぜ、こういうことを書くかと言うと
若い頃、僕にこう言ってくれる人が居なかったからだ。
これは、僕は真実だと信じている。
同じ土俵で考えては、ごちゃごちゃする。
僕も長い事ごちゃごちゃして来た。(笑)

プロになることと素晴らしいアートを作る事は別のものなのだ。
手順も目指すゴールも違う。

時々、同じ場所にたどり着くことがあっても
重なりあう部分があってもだ。

だからプロとして責任ある仕事をすることと。
アーティストとして何でもって何を表現するか。
どっちも忘れちゃいけない。






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