ギタリスト岡本博文 生徒諸君!

プロギタリストのリアルな経験談、本音を語って行きたいと思います。

あがる、という事の対策

2014-04-23 10:55:56 | Weblog

発表会。今年も楽しみですね。
まだまだ、時間がありますが、「アガル」ということについて
考えてみました。

長年の経験で、僕の個人的な考えを述べさせてもらいます。
もちろん、これはあくまで、個人的な考え。

1)リズム感
「共演者と息が合う」というのは、それだけで安心。
普段からリズム感をあらゆる方向から鍛えよう。

2)準備が整っている事
準備ができてない、自信が無いとアガル。
そして、付け加えて言っておくと準備万端でステージには立てない。(笑)
準備しても、新しい課題が見えて来るから、直前に何か発見すると
急に準備万端と思えなくなるから、不思議。
だから「やれることはやった」と思えることが大事。

3)メンタルな部分
アガルというのは、人の目が気になる事だと思う。
人が、自分を悪く思わないか?それが怖いのだと思う。
しかし、考えてみると、音楽をやっているのは、ステージの人間だけ。
ステージの上に上がれば、なにをジタバタしても、もうすでに遅い。
しかし後ろを見てみよう。ドラマーとベースともう少々の人間が居るだけ。
それは1000人のホールでも、数人のお客さんでも変わらない。
彼らの音を良く聞いて、ベストのプレーをするようにするしか方法はないと思います。

ベストを尽くし、それでも、とやかく言われるとしたら、これはもう致し方ない。
コントロールしようの無いことなら、気にする必要はない、と思う。


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ところが、多少でも、今なるほどと思っていただけても、
悲しいかな、人は3日もすれば忘れる。
だから、結構、こういう事は毎日思い出さないといけないと思う。

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最近は、日頃のおこないが大事だと思う。
年上でも非があると感じれば、プライドを傷つけないように
伝える事も必要だろうし、年下でも、敬意をもって接する。 
分け隔てのない気持ちがあって、現実をまっすぐ見る事が出来るし、
自分の現実を見ることができれば、改善も出来る。


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そんなことを最近考えています。
年々、ステージの前日はワクワクするようになってきた。
そんなわたくしです。 

 

 



 

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