ギタリスト岡本博文 生徒諸君!

プロギタリストのリアルな経験談、本音を語って行きたいと思います。

最後に必要なのはパワーかもしれない

2010-10-05 04:01:27 | Weblog
最後に必要なのはパワーかもしれない。
どんなときも腰が引けないパワー。

むだな力を抜いて演奏する。
これも大事だけど、それを一番大事に本番をやっちゃうと
今度は、スケールの小さい演奏になってしまう。

今回のツアーでは、最後には力づくになり、
1曲でピックが3/1ぐらい欠けてしまうんだけど、
そんな奏法をしたことも教えた事も無いし、
けどそこまで物理的に力が働いているのだと思う。

ライブを終わった後、思いもしないところに
ピッキングの傷がついていることがある。
これは、そこまでいつのまにか手が行ってることなんだと。

だから、ライブで自分がさらにダイナミックレンジを求める時、
それはリスナーからそういうダイナミックレンジを
求められ、それを感じ、実現しようとしているんだと
最近思う。

自分の思ったように弾けるとかいう部分でなく
場とか、音楽に弾かされる部分なんではないだろうか。

だから、準備も必要だろうし、
準備ができてなくとも、
何とかしのがないといけない状況ではないだろうか。

そういう風な場のパワーを体感する能力。
それをプラスに変える能力は、ミュージシャンには必要ではないかと思う。
この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 退屈したくなければチャレンジ | トップ | どうにも盛り上がってないとき »
最新の画像もっと見る

Weblog」カテゴリの最新記事