ギタリスト岡本博文 生徒諸君!

プロギタリストのリアルな経験談、本音を語って行きたいと思います。

ミュージシャンのタイプ

2008-06-16 10:27:53 | Weblog
僕は、ジャンルというのは、今の世の中では、とっても大事だと思っています。
「自分が、どこに居て、誰なのか」わかることは、とても重要です。
情報量が多く、目次を見て判断される時代、一瞬で出所を表現出来るのは、大事だからです。
聞きたいと思ってくれてる人に見つけ出してもらわなきゃいけない。

もし、ブルースが大好きで、ブルースを日本で一番上手に弾いて、日本中のたくさんのブルースファンが、「一番かっこいい」と言ってくれれば、「日本のブルース国、王様」になります。そして、ある日、もっとかっこよく弾く人が人気を集めれば、その人が「新しい王様」になります。ジャンルと言うのは、そういうものです。

ジャズしかり。フラメンコしかり。多かれ少なかれ、新しいスターが、とって変わる。
そして、今までのファンを根こそぎ、持って行くんです。



僕のように、「オリジナルな音楽がやりたい」という人間は、タイプが違います。
ある無人島に旗をたて、「国民(リスナー)を募集する」ところから始めなければいけません。
いつだって、全く無視されるリスクを含んでます。


でも、そんな悲観はしていません。
新しい人に出会って、その音楽が、どうしてもなくてはならなくなるぐらい位、
感動させれば良いんだと僕は、考えています。

誰かが、十分がんばり、顕著な特徴があれば、
ジャンルという名前が、いずれ付いてくると思います。
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