大川原有重 春夏秋冬

人は泣きながら生まれ幸せになる為に人間関係の修行をする。様々な思い出、経験、感動をスーツケースに入れ旅立つんだね

善悪

2010-05-08 15:00:00 | 日記
善悪の判断基準

その時代の人間どうしの都合や便宜で作為した、いわゆる第二義的の倫理道徳を標準としたのでは、物事の善悪を正当に判断することは、しばしば正鵠を失することが往々にある。
故に物事の善悪邪正を判断する最も合理的な考え方は、その事柄が現代の人間生活上絶対に必要のことか否かということを基準として考察することである。ただし、この場合決して個人の生活を本位とせず、あくまで己れの生活している社会全体を標準としなければならない。

中村天風 38