大変尊敬する副島孝彦先生が一昨日の
ブログで福島原発避難民に「子供も連れて自宅に帰りましょう」と現地からアピールをなされました。副島先生の勇気ある行動に大変驚くと同時に心の底から敬意を表したいと思います。福島第一原発の正門前での写真にはとてもビックリしましたが、原発事故の20年以上前に僕が原発反対の為に訪れた風景とは全然違っていて、ずいぶん近代的になったものだな、という印象を受けます。確か20数年前は金網をつかって所々バリケードがあったように思います。
副島孝彦先生の学問道場より
ただ、僕も副島孝彦先生の学問道場の下部会員ですが、副島先生の安全宣言の考えには異論があります。人は皆いろいろな考えがあるのでどれが正しい、どれが間違っている、というのは未来の歴史が決めることだと思うので今回はこれ以上触れません。副島先生の『福島原発避難民』に安全宣言を出されたことは福島県民にとってはとても安心するメッセージだと僕も同意します。先生の勇気ある言動に触発されて僕も原発事故現場から40キロ近辺にある田村市の実家に一時帰省し、お墓参りをした後に原発事故現場に自分の目と足をつかって限りなく接近してみたいと考えています。そのような心境になったのはやはり副島孝彦先生の4月1日のブログの
「もし、原発の周辺は、危ない、危険だ、体内被曝(たいないひばく)が、恐ろしい、「安全だ、と言った、原子力安全・保安院の西山は、とんでもないやつで、許せない。あの頭は、かつらだ」とか、言っている人間たちは、遠くから、そういうことばかり言っていないで、一度でいいから、現地に来なさい。仕事が忙しいとか、自分は、現地に行く掛りではない、とか言ってないで、来なさい。
特に、核物理学と、放射線医学の 学者、専門家は、今すぐ、事故を起こした原発の周辺に来るべきだ。来て、自分の専門の器具を使って、どんどん、正しい数値を測定すべきだ。自分の主張や、理論の根拠を、自分が批判し、疑っている 東電のものを使っていながら、それで、「危険だ、危険だ」と言って、自分が、何か、大変優れた、頭のいい人間のふりをするのはやめなさい。今すぐ現地に来て、あらゆる種類の精密な数値の測定をやるべきだ。私が、双葉町で待っていてあげます。」
という個所です。
今僕はガイガーカウンターを探し求めています。明日は東大京大ををはじめ、専門機関に連絡してガイガーカウンターをレンタルさせていただきたいと思っています。もう一つ、できる限り原発事故による放射能被曝を避ける為に可能な限りのネットワークを使って防御服を手に入れたいと努めます。何人かの友達に一緒に行こうと誘ったのですが、「すごい危険だよ」という言葉が返ってくるだけです。
今までの自分の人生はあまりにも楽しくてバラ色の時間を過ごしてきましたので、生まれ故郷の福島県の人々が今どんな暮らしをしているのか、また自分のふるさとがどんな状況になっているのか冷静に自分の目と足で体感したいのです。繰り返しますが、どなたかガイガーカウンターもしくは防御服を提供していただける方がいましたら、一報ください。原子力関係のお仕事に関わっている方にお願いしたいのは被曝に対してアドバイスをいただければとても嬉しく思います。よろしくお願い申し上げます。研究者のかわりに僕が行ってきますよ。どうせ人は死ぬまでしか生きません。