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全米桜祭り 三線、エイサー堂々披露

2015-05-04 12:37:04 | ニュース

3週間にわたって行われる米ワシントンDC恒例の全米桜祭りは、期間中160万人の観光客が訪れるといわれる全米最大の祭りである。

パレード以上に人気なのは、4万人の人出でにぎわう「ジャパニーズストリートフェスティバル」だ。

ホワイトハウスから連邦捜査局(FBI)本部までの6ブロックは歩行者天国。沿道では焼きそばにたこ焼きなどの屋台や日本酒の試飲、和食の実演会もあるほか、日本の着物や工芸品の店が並び、会場となるペンシルベニア通りは日本文化一色となる。


特設ステージでは和太鼓、琴、武道などの実演のほか、Jポップや現代ダンスなどサブカルチャーも楽しめる多彩な催しがめじろ押しだ。


そのフェスティバルでことしも沖縄文化がアピールされた。

最初はワシントン沖縄三線グループ。(okinawa kai of washington D.C.)


1997年に結成されており、定期的に練習を重ね、各地で沖縄音楽のアピールに一役買っている。

桜祭りには2000年から出演し、常連グループとして知名度が高い。

ことしは「沖縄三線の世界」と題して「安里屋ユンタ」や「ヒヤミカチ節」などを歌い、その軽快なリズムに応じて観客の手拍子が響いた。


二つ目のグループは沖縄伝統芸能の各グループによる「かぎやで風」で幕開け。

玉城流翔節会の師範が桜祭りにちなんで桜の花を持ち華麗な舞を見せた。

次に沖縄会の子どもたちが、浴衣や甚平を着て「花の風車」と「肝美らさ」を紹介し、会場から「かわいい」の声が起こった。

次に登場したのは上地流の空手演武。

黒帯七段の教師の演武と弟子たちによる型と組手の切れのある演技に客席からは大きな拍手が起こった。

終盤はワシントンのエイサーグループがステージいっぱいに力強い演舞を繰り広げた。

太鼓の力強い音を響かせ日ごろの練習の成果を披露した。最後にはカチャーシーとなり観客も飛び入りで楽しんでいた。(鈴木多美子通信員)

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