沖縄本島と先島や本島南部周辺離島を海底光ケーブルでつなぐ県の離島地区情報通信基盤整備推進事業に関連し、ケーブル敷設に向けた安全祈願祭が8日、那覇市の那覇ふ頭第一岸壁前で開かれた。
10月完工を目指し、完成後は離島地域で高速大容量の通信環境が整う。
総事業費は約90億円で、沖縄本島から多良間島、与那国島、波照間島の先島エリアと本島から粟国島、久米島などの久米島エリアを計915キロメートルの光ファイバーケーブルで結ぶ。
既にNTT西日本が離島間に敷設している光ファイバーケーブルと合わせて円環(ループ)化することにより、通信の速度や容量が向上するほか、安定化にもつながるという。