安室奈美恵さんの企画展に訪れた人たち。16日も午後7時までに並べば鑑賞できる=15日午後8時前、那覇市泉崎の琉球新報
那覇市泉崎の琉球新報社1階ロビーで開催している県出身歌手の安室奈美恵さんの活躍をたどる企画展「My Hero~琉球新報でたどる 安室奈美恵25年の軌跡」(主催・琉球新報社)は引退を直前に控えた15日も、県内外から多く人が訪れ、長蛇の列をつくった。列は最長で約500㍍に及び、2時間待ちとなった。
訪れた人たちは、安室さんの記事や写真を食い入るように見詰め、カメラに収めていた。ライブ映像を放映するスクリーンの前には終日、歌を口ずさむ人や涙を流す人の姿もあった。
福岡県から来県した会社員芦刈(あしかり)恵莉菜さん(25)、塚田莉央(りお)さん(25)は「これ以上熱中できるアーティストはもう出てこない。寂しい」「引退する実感がなかったが、沖縄に来て巨大ポスターがあったり、あちこちで楽曲が流れていたりして、ようやく実感した。寂しいがこれからも応援していきたい」とそれぞれ話した。
会場外では社屋外壁に設置された「安室スクリーン」を背景に、訪れた人たちが思い思いのポーズを取り撮影していた。
企画展は16日まで。入場無料最終日は午前9~午後7時。入場制限があり、午後7時までに並べば入場できる。【琉球新報電子版】