東京商工リサーチ沖縄支店は2日、2018年度の沖縄県内企業売上高ランキング(18年4月期~19年3月期)を発表した。
沖縄電力が前期比4.2%増の1959億6千万円で2年連続の首位となった。
上位100社の売上高合計は同3・6%増の2兆2966億400万円となり、集計の始まった1985年以降の過去最高を更新した。
観光業の好調さを受けて、レンタカー需要を取り込んだ自動車・建機やホテルなど大型案件の受注が多かった建設など、総じて好調だった。上位100社のうち、100億円を超えた企業は前年より5社多い73社で、過去最多となった。増収企業は1社増の76社、減収企業は1社減の24社だった。
ベスト10は前年度と同じ顔ぶれとなった。
沖縄電力は販売電力量は前年比で減少したが、燃料調整制度の影響で電力料金が引き上げられ増収だった。
2位のサンエーは新規出店効果などで同1.9%増の1821億5700万円と過去最高を記録した。
3位は沖縄徳洲会で同3.2%増の1245億8700万円。14、15年に県外に開業した病院が軌道に乗り、増収に貢献した。
4位のイオン琉球、5位の沖縄ファミリーマートまで上位5社の順位は前年度から変わらなかった。
6位のりゅうせきは宮古島市、石垣市で好調な売り上げを記録して同7.9%増の645億600万円で順位を二つ上げた。