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ふなやれ  by りんけんバンド

2020-12-14 18:52:34 | イベント

ふなやれ 

<和訳>

錨を上げて
 
帆の綱を引けば

春、三月の風を受けて

美しい進貢船は水を得た魚のようだ

彩る模様を描く波を押しのけて

なめらかに那覇港を出る

彩る模様を描く波を押しのけて

去来する思いは果てなく
これから始まる旅の思いで胸がいっぱいだ


船に別れはつきものだ

船を見送る多くの人々は涙を流す

名残惜しいが出港しなければならない

何度も何度も振り返って

我が子、妻、親を探したが

何度も何度も振り返って見たが

三重城ははるか遠くでよく見えない

   ~ 間奏・琉歌を詠む ~

   沖(ウチ)ぬ側(スバ)までぃや 
   親子兄弟(ウヤクヮチョーデー)連(チ)りてぃ
   渡中(トゥナカ)推し連れ(ウシチリ)ば 
   風(カジ)どぅ頼(タヌ)む

   嘉例吉(カリユシ)ぬ御船(フニ)に
   嘉例吉小(カリユサグヮ)乗(ヌ)してぃ
   ただ糸(イチュ)ぬ上(ウイ)から
   走(ハ)るが美(チュ)らさ

   <訳>  
   海の中にある臨海寺の近くまで親子兄弟連れ立って
   沖の海に一緒に行って順風を祈願する
  
   めでたい船にめでたいものを乗せて
   穏やかな海の上を絹の上を滑るように航海する美しさ
 


東に白い入道雲が沸き立ち

頭上には太陽が高々と照る

東北東微北の風に追われて

船は左右上下に激しく揺れる

帆をいっぱい上げて舵を取れば

船は左右上下に激しく揺れる

東支那海が千里万里と広がる


彩る模様を描く波を押しのけて

なめらかに那覇港を出る

彩る模様を描く波を押しのけて

去来する思いは果てなく
これから始まる旅の思いで胸がいっぱいだ
 
 
 
コメント
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