ティンクティンク YouTubeライブ vol.332
沖縄県内最大の木質バイオマス発電所「中城バイオマス発電所」(うるま市勝連)が20日午後5時、営業運転を開始した。
同発電所の年間発電量は35万メガワット時で、一般家庭11万世帯分の年間消費電力に相当。年間27万トンの二酸化炭素(CO2)削減効果を見込む。
発電所は、新電力大手のイーレックスや沖縄ガスなど県内外の企業が出資する「沖縄うるまニューエナジー」が運営。イーレックスと沖縄ガスが設立した電力小売りの「沖縄ガスニューパワー」が販売を手掛ける。県内新電力が自前で大型電源を持つ格好となり、電力供給競争が一層活発化しそうだ。
現時点で全国の新電力シェアが20%であるのに対し、沖縄は8%台にとどまる。イーレックスの本名均社長は本紙に「沖縄における本格的な自由化の第一歩になると確信している」と語っている。
発電所ではパームヤシ殻などを燃料に使用。植物はCO2を光合成で吸収するため、燃やしてもCO2排出量はゼロと見なされる。県によると再生可能エネルギーの電源比率は2019年度時点で約7・5%だが、同発電所の稼働で約11・7%まで上昇すると推計している。
沖縄タイムス
那覇文化芸術劇場なはーとの開館を記念するこけら落としシリーズがこのほど、なはーとのホームページで発表された。狂言師の野村萬斎さんと琉球芸能実演家の嘉数道彦さんが演出する狂言「唐人相撲(とうじんずもう)~なはーと編~」などを上演する。市は「唐人相撲」に出演する市民を7月26日まで募集している。
10月31日の開館記念式典での舞台は招待客のみ鑑賞できる。12月4日から2022年2月20日までは、アーティストの塩田千春さんによる、首里城のがれきを用いた美術作品などを展示する。
「唐人相撲~なはーと編~」は12月12日に上演する。既存の狂言「唐人相撲」に琉球芸能の要素を取り入れる。
募集している出演者は子ども(小学生~中学生)6人と大人(高校生以上)3人。
応募資格は那覇市在住で、子どもは身長120センチ~165センチ程度、大人は身長178センチ以下。
申し込み方法などの詳細は、なはーとのホームページまたは同劇場(電話)098(917)5082。