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ふるさと納税

2009-10-29 18:04:53 | 村づくり
  ▲ふるさと納税制度で都市との交流を

 この地に一人でも多くの人に住んで頂き税収を得ようと、どこの地方公共団体でも色々な政策を打出している。
 ふるさと納税とは、この地に住んでいない人が「生まれ育ったふるさとに貢献したい。」、「関わりのある地域を応援したい。」ということで、地方公共団体へ寄付をした場合、税金が優遇されるというものだ。

 地方のふるさとで生まれ育った人たちは、都会に出て就職をして、そこで納税をする。彼らを育んだ「ふるさと」に税収は無く、恵まれた都会だけが税収を得るのは不公平だ、との発想から設けられた制度だ。
 寄付金の5千円を超える部分について、個人住民税の1割を限度として、所得税と合わせて全額が控除される。
 地方では歓迎、都市では反対という制度だが、寄付金総額が大きく無いこともあり、都市でも大きな問題にはなっていない。

 『信州聖高原を、あなたの故郷(ふるさと)に!』、こんなキャッチコピーで、麻績村をふるさととして、納税をして頂くのは如何だろう。
 寄付金総額は、村財政を潤わすまでにはならないだろうが、それ以上の大きな効果が期待できる。

 寄付をされた方へは、村施設の利用優待券を出す。更に、一定額以上を寄付された方へは、地域の特産品を全国へ宣伝して頂くために、村の農産物や加工品を贈る。そして、特別なイベント(山菜やきのこ狩りなど)に招待する。
 このようなことで、麻績村ファンは更に増えていく。都市との交流は活発になる。また、寄付金を村づくり事業に充てることもできる。

 麻績村から都会へ移り住んでいる人は多い。麻績村と関わりのある人も多い。
行政と村民が気持ちを一つにして、全国へ向けて呼びかければ大きな成果が期待できる筈だ。
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障害者生活支援施設

2009-08-11 15:39:58 | 村づくり
  ▲次々にパンが焼かれてくる

 長野市内の障害者生活支援施設を訪れてみた。最近は全国的にも増えているという、知的障害者が働くパン屋さん2店だ。
 最初のお店は、長野市中心にある立派な店構えのパン屋さん。元気の良いあいさつで迎えてくれる。朝の通勤時間とお昼時間が忙しいとのことだが、9時を過ぎてもお客さんは途切れない。焼き立てのパンが奥から出され棚に並べられる。店の片隅では、注文分や外販分の袋詰めが忙しそうに行われている。
 種類の多いパンについて障害者は全てを覚え、お客様に説明をして販売するという。早速、買い求めて食べてみる。美味しい! 天然酵母を使ったしっとり感のあるパンで、粉の味も良い。難しい工程は職員が行い、それ以外は障害者が行っている。一流のパン屋さんにも引けを取らないパンに驚く。

 次に訪れたのは篠ノ井の施設で、こちらもパンが主力だ。こちらは、お店売りよりも注文分や予約分が多いようだ。納品先も公共施設や病院などの大口があるという。
 奥の製造室では障害者が難しい作業まで行っている。壁に張られた大きな紙には、民間並みの接客言葉の使い方が書かれている。
 職員(店長)の方からは、「今は、障害者に働く場の提供だけではダメなのです。いかに多くを稼がせてやるかなのです。そのためには、昔のように『障害者だから、お涙ちょうだい』の商売ではダメで、値段でも味でも民間に勝てるものでなければなりません。」との話を聞く。「職員の方は大変ですね。」と言うと、「それで、給料を頂いておりますから。」との返事。・・・・感心!

 さて、我が村にも障害を持つ人は多い。パン屋さんには拘らないが、障害者の皆さんが力を合わせ働けることは無いだろうか。三障害者の皆さんが協力し合って行えることは無いだろうか。
 そして、家族や地域社会、行政が一体となって、障害者を支えていく仕組みが定着することはできないものだろうか。
  「障害者にやさしい麻績村」是非とも実現したいものだ。

  ▼障害者も製造工程に入っている


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合併か自立か-その2〈友好連携で相互の発展を〉

2009-08-08 13:56:39 | 村づくり

 前述の「麻績村の自立」は、決して麻績村だけ良ければ良いと云うことではない。「筑北地域はひとつ、皆で仲良く地域全体の発展を目指そう。」とは当然のことで、合併に至るまでは二村が友好連携を持ってすれば、多くの事業が効率的にできると考えている。
 ○地域資源を活用しての都市との交流事業
 ○新たな地場産業興しと販路開拓
 ○歴史的文化遺産の保全や活用
 ○空家情報共有などの定住促進事業
 ○子どもたちの教育環境整備(学校統合など)
 ○福祉施設等の相互利用
 ○スポーツや文化振興  などなど。
これらの事業は、両村が共同して進めれば大きな効果が期待できることは明らかだ。筑北地域全体の発展のためには、積極的に取組みたいと考えている。
 行政関係者だけでなく、一般住民を含めたこれらの友好連携事業が進められることが、将来の合併に向けた信頼関係の醸成にもなるのではないだろうか。
 合併は、よく結婚に例えられる。お互いの全てを知り合い、相思相愛の仲になってこそ幸せな結婚へつながる。両村の関係もこんな形になることを願っている。

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合併か自立か-その1〈自立路線の選択〉

2009-08-08 13:38:34 | 村づくり
  ▲この子たちのためにも、元気な麻績村を

 筑北村との合併については色々な意見がある。
 私は、「麻績村は当面、麻績村自立計画に沿って、自立路線を歩むべき」との考えだ。

 「筑北地域はひとつ、皆で仲良く地域全体の発展を目指そう。」とは当然のことで、決して将来に亘り合併を否定するつもりは無い。しかし、現段階で合併へ向かうことには、慎重にならざるを得ないのだ。

 その理由の一つ目は、財政運営の相違だ。
麻績村は、自立計画(平成17~26年度)に沿って自立路線を歩んでいる。特に、厳しい財政状況を想定した財政計画では、事務的経費の削減を図り、より簡素で効率的な財政運営に努め、できる限り住民に負担を転嫁しない方向となっている。しかし、ここ数年の財政指標は悪化する方向にあり、私もこれを心配する一人であるのだが。
 一方、筑北村は「財政力の弱い3村にとって、合併という手段が将来の自立の道に最も近い方法だ」として、新村建設計画に沿い手厚い合併特例法のもとで新たな村づくりを進めている。計画によれば、前期5カ年最終年度となる平成22年度末には、財政状況は大幅に改善することになっている。しかし、現実は違うようだ。平成19年度決算状況を見ても、計画通りに進んでいないことが分かる。現時点でこれ以上申し上げることは控えさせて頂くが、財政状況は県下町村の中で厳しい自治体の一つであることは事実だ。
 「両村の財政に差はあるが、合併をしてそれを薄め合ってもお互いに納得できる範囲だ」と云う人もいるが、私は決してそうは思えないのだ。先ずは、筑北村さんには新村建設計画に沿った、健全な財政運営を期待したいのである。

 理由の二つ目は、合併特例法期限が今年度末となる今、両村にとって、取分け麻績村にとって早急に合併しなければならない重大な行政課題が無いことだ。
 両村共に新たな村づくり計画の前期が過ぎようとしている今、お互いの方針を尊重し合い、しばらくはそれぞれの計画に沿って進むことが、将来にとっても必要ではないだろうか。
 新たな行政事務や民間活動において不都合なことが生じていることはあるが、これらは友好的な連携を持ってすれば十分解決できることだと確信している。

 理由の三つ目は、合併をした県下の旧町村住民の気持ちは今どうなのかだ。
 ほとんどの合併した地域では、住民サービスの低下などデメリットが多いという実感を抱いている住民が圧倒的に多いと聞く。
 近隣の住民からの、「こんな筈ではなかった・・・」との声を聞くにつけても、合併には慎重にならざるを得ない思いがする。

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