takano_nagano@yahoo.co.jp
トリカブトの花が、ひときわ美しく咲いています。
こんなに清らかな花をつけるのに、根、茎、葉、花すべてが有毒、特に根は猛毒で、解毒剤は無いとのこと。
「宮廷女官チャングムの誓い」の第1話で、朝鮮王朝第10代王燕山君(ヨンサングン)が幼少の頃、燕山君の母が毒を飲まされて処刑された場面がありました。「賜薬」という毒殺刑で、トリカブトの毒が入った「附子湯」(プジャタン)を飲まされました。
蝶や蜂が花に止まっている光景に会ったことはありません。昆虫たちは、毒のあることを知っているのでしょうか。
▲ この房をスズメバチから横取りするのが、スリルあります。
果物が美味しくなると、訪問者が増えます。
特に無袋栽培のぶどう園では、スズメバチの機嫌を害わないようにと、人間が遠慮してぶどうを採っています。
果物の成熟度バロメーターにはなりますが、あまり好まない訪問者です。
果物が美味しくなると、訪問者が増えます。
特に無袋栽培のぶどう園では、スズメバチの機嫌を害わないようにと、人間が遠慮してぶどうを採っています。
果物の成熟度バロメーターにはなりますが、あまり好まない訪問者です。
▲ 蚕種を長期保存した風穴の入口(内側の扉部)

▲ 6月というのに、天井や床には氷が残っている。
麻績村の野口地籍に風穴跡があります。四阿屋山北斜面の岩の隙間を通り、地下水脈で冷やされ下りて来る冷気を取り入れた天然の冷蔵庫です。外気が入らないように、四方の壁は石積で屋根が掛けられ、入口は二重扉となっています。風穴内の温度は春には3~4度で氷が残り、夏でも10度程度と非常に涼しい。
1868年に造られたというこの風穴は、地域の養蚕業を大きく発展させました。蚕種を風穴で低温貯蔵して孵化時期を遅らせることにより、飼育期間は固定されず飼育回数が増えたのです。
現在ならワイン庫などのグルメ思考になりますが、風穴はこの地域の産業を大きく発展させたのです。
一方、韓国には石氷庫(ソッピンゴ)という大型冷蔵庫があります。韓国内にはこの石氷庫跡が各地に残っているようですが、慶州市の新羅時代の王宮“月城”跡には、規模が大きく技法も優れた朝鮮時代のものが残っています。
石と土を断熱材とした石室に、当時は貴重だった天然の氷を冬に貯蔵して、一年中使ったとのことです。夏の冷菓など上流階級のグルメに必要だったのでしょう。
韓国の人気ドラマ「宮廷女官 チャングムの誓い」でよく見た宮廷料理を支えたり、またその発展にも大きく貢献したことでしょう。
野口地籍の風穴も慶州市の石氷庫も、人間の智恵が自然を活用したのです。しかも、今日でいう「エコ」です。
石油製品が全て高騰する今、このような自然活用エコにもっと目を向けても良いのではないでしょうか。
(追記)
石氷庫に保存された氷は、夏の流行病の熱を下げたり、死体の腐敗を遅らせたりするのにも使われたそうです。
王宮で使われた立派なものから、集落単位で建造された小さなものまで、そこに保存された貴重な氷は、人々の生活や文化の向上に大きな役割を果たしてきたことでしょう。
▼ 規模と技法で傑作といわれる慶州市月城跡の石氷庫

▼ 広い石氷庫の内部。石組みの技術もすごい!


▲ 6月というのに、天井や床には氷が残っている。
麻績村の野口地籍に風穴跡があります。四阿屋山北斜面の岩の隙間を通り、地下水脈で冷やされ下りて来る冷気を取り入れた天然の冷蔵庫です。外気が入らないように、四方の壁は石積で屋根が掛けられ、入口は二重扉となっています。風穴内の温度は春には3~4度で氷が残り、夏でも10度程度と非常に涼しい。
1868年に造られたというこの風穴は、地域の養蚕業を大きく発展させました。蚕種を風穴で低温貯蔵して孵化時期を遅らせることにより、飼育期間は固定されず飼育回数が増えたのです。
現在ならワイン庫などのグルメ思考になりますが、風穴はこの地域の産業を大きく発展させたのです。
一方、韓国には石氷庫(ソッピンゴ)という大型冷蔵庫があります。韓国内にはこの石氷庫跡が各地に残っているようですが、慶州市の新羅時代の王宮“月城”跡には、規模が大きく技法も優れた朝鮮時代のものが残っています。
石と土を断熱材とした石室に、当時は貴重だった天然の氷を冬に貯蔵して、一年中使ったとのことです。夏の冷菓など上流階級のグルメに必要だったのでしょう。
韓国の人気ドラマ「宮廷女官 チャングムの誓い」でよく見た宮廷料理を支えたり、またその発展にも大きく貢献したことでしょう。
野口地籍の風穴も慶州市の石氷庫も、人間の智恵が自然を活用したのです。しかも、今日でいう「エコ」です。
石油製品が全て高騰する今、このような自然活用エコにもっと目を向けても良いのではないでしょうか。
(追記)
石氷庫に保存された氷は、夏の流行病の熱を下げたり、死体の腐敗を遅らせたりするのにも使われたそうです。
王宮で使われた立派なものから、集落単位で建造された小さなものまで、そこに保存された貴重な氷は、人々の生活や文化の向上に大きな役割を果たしてきたことでしょう。
▼ 規模と技法で傑作といわれる慶州市月城跡の石氷庫

▼ 広い石氷庫の内部。石組みの技術もすごい!

7月27日に蒔いたそばが、1ヶ月も経たないのに白い花を付けて風に揺れています。
今年の成長は、通年より少し早い気がします。台風が多い前兆なのでしょうか。
11月9日には、昨年に続いて新そば賞味会を予定していますので、美味しいそばの実を付けてくれることを祈っています。
▲ 1回目の白菜と大根の作付け
夏の終わりになると、秋冬野菜の作付けをします。
キャベツ、白菜、大根、野沢菜など秋から冬に食べる野菜の種を蒔いたり、苗を定植します。そして、収穫した野菜は“冬がこい”をしたり、漬物にしたりして来春まで食べます。
最近はスーパーへ行けば、何時でも何でも買うことはできますが、冬越しをした野菜は甘味が増し柔らかく美味しさは抜群です。
雨の予報を聞いて、忙しく作付け作業をします。
また大根や野沢菜など漬物用は、成長が天候に左右されますので、10日後位に2回目の種蒔きをします。
夏の終わりになると、秋冬野菜の作付けをします。
キャベツ、白菜、大根、野沢菜など秋から冬に食べる野菜の種を蒔いたり、苗を定植します。そして、収穫した野菜は“冬がこい”をしたり、漬物にしたりして来春まで食べます。
最近はスーパーへ行けば、何時でも何でも買うことはできますが、冬越しをした野菜は甘味が増し柔らかく美味しさは抜群です。
雨の予報を聞いて、忙しく作付け作業をします。
また大根や野沢菜など漬物用は、成長が天候に左右されますので、10日後位に2回目の種蒔きをします。
ミーンミンミンミンミンミー・・・
行く夏を惜しんでいるのか、鳴き声も一際高まっています。
ミンミンゼミは、アブラゼミやクマゼミと比べると暑さに弱く、長野県の様な夏の気候が涼しい地域に多いとのこと。
カブト虫を捕まえに森へいきましたら、ミンミンゼミが迎えてくれました。
膝にとまり暫くの間、写真のモデルになってくれました。鳴き声の披露はありませんでしたが。