田舎暮し万歳!

田舎暮しの楽しさと四季折々の自然を紹介

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takano_nagano@yahoo.co.jp

アカシアも見頃

2009-05-31 05:56:23 | 花、山野草
 こちらのアカアシアの巨木も花を咲かせ、例年より約1週間早い見頃となっています。
 ユリの巨木の近くで、周りには甘い香りを漂わせています。
 この甘い香りに誘われてたくさんのミツバチが飛び交うのですが、今年はどうなったのか・・・、ほとんど見ることができません。
 蜜を吸う一匹のミツバチを見つけましたが、何となく寂しい感じです。

  

      お出かけ下さい


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なぜ急ぐ、光ファイバーケーブル

2009-05-30 20:26:31 | つぶやき
 国の経済危機対策の一環として交付される地域活性化・公共投資臨時交付金を使って、村独自で光ファイバーケーブルを敷設してブロードバンド・サービスを始めるという。

 アンケート調査票が配られてきた。
 村で整備すれば、音楽や映像のダウンロードが早くできます。画面を見ながら買物や販売ができます。オンライン・バンキングができます。自宅で仕事ができます。などなど・・・。
 とのことだが、加入料や月額使用料金のことは無い。将来の管理維持費がどうなる、その利用者負担はどうなる、という肝心な事項は記載されていない。

 実施を前提としてのアンケートのようだが、300人収容の大ホール付きの公民館建設決定の時と同じだ。決定してからのアンケート実施では村民の意向などは反映されない。
 しかも、将来の維持管理費など住民負担となる部分は公表されずに進められる。負の部分を知らされなければ『無いより、あった方が良い』が当然のこと。将来、必ず『そんな筈では無かった』となるのだ。
 『便利になる代償として、将来負担はこうなりますよ』を示すのが、親切で開かれた行政ではないだろうか。行政に求められている“情報公開”ではないだろうか。

 高齢化率40%の村で、今、何故、新たなブロードバンド・サービスを急ぐ必要があるのか。
 通信速度が光ファイバーケーブルだと100Mbpsで早いからとのことだが、中心地から離れている我が家でのADSL速度は約4Mbps、これで何も不便を感じていない。大量画像データを海外と遣り取りしても、同時の別のジョブができるので現状でも十分だ。IP電話も便利に使えている。
 加入料金、高額な月額使用料金を支払って加入する世帯がどれだけあるのか。ブロードバンド・サービスの意味すら分からない高齢者が、光ファイバーケーブルを欲しいと考えているのだろうか。
 おそらく加入世帯は100戸、いや50戸も無いだろう。この加入者だけで、村中に張巡らされたケーブルとシステムの維持管理費をどのように負担して行くのか。

 『無いより、あった方が良い』理論では無く、今、真に必要とされているものは何か。高齢化が進み、限界集落が村内40集落の内7集落(ギリギリが他に2集落)、更に増える傾向になっている。高齢者の一人暮らしも増え、孤独死が何時起きても不思議ではない状況だ。
 農地の荒廃化は進み、農業は衰退の一途。町部でも商店は廃業していく。村に見切りをつけて都市部に居る子供の家へ移り住む人もいる。
 光ファイバーケーブルを敷設しても、住む人がいなくなるという実態が分かっていない。

 アンケートの結果は決まっている。意味の分からない人は答えない。負担料金などは明記されていないのだから、現在のADSL速度にイライラを感じる人は答える。結果は「回答者のほとんどが『光ファイバーケーブルが欲しい』でした。」となる。これで行政は、村民の意向で事業を決定したことにする。

 今こそ、国の経済危機対策を有効に活用して、村民が元気に、豊かになれる施策が最優先されるべきではないか。知恵のある自治体では、地域資源の掘起し、新たな産業興しや人づくりなど、過疎脱却、若者の新たな定住に向けての事業が展開されようとしている。

 思い付きの浮ついたパフォーマンスではなく、目線をしっかりと住民に向けて、高齢者が安心して過ごせる村、若者が定住できる村、新たな産業が生まれる元気な村づくり、是非とも知恵を絞った行政を進めてもらいたいものだ。


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竹の子

2009-05-30 08:17:18 | 大自然の恵み
  ▲旬を迎えた破竹

 こちらも、今年は1週間ほど早いようです。
 旬の竹の子、破竹は色々な料理がされますが、矢張り“おふくろの味”の煮物ですね。
 盛りを過ぎようとしているワラビとの煮物、これがまた日本酒と仲良しで美味しいのです。

 破竹を使っての、炊き込みご飯、身欠きにしんとの煮物、塩焼き、たけのこ汁、なども美味しいですよ。

  ▼竹の子とワラビの煮物
 

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ユリの花

2009-05-29 15:35:30 | 花、山野草
  ▲今年は1週間ほど早い開花

 近くの学校跡地のユリの巨木に、今年も花が咲きました。
 例年より1週間ほど早いのですが、花数は少ない感じです。
 この花は一斉に満開ということは無く、緑色の尖がったつぼみが次々とお椀形の薄黄色い花を咲かせて行きますので、しばらくの間見頃が続きます。

     昨年の花 

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信濃33番札所巡り―その3

2009-05-28 09:15:36 | 旅、歴史、文化
  27.may.2009
     25番 天陽山 盛泉寺(波田町)
     26番 栗尾山 満願寺(安曇野市)

 
  ▲穂高神社での記念写真

 昨年に続いて本日は第3日目。参加者17名、穂高神社~満願寺~国営アルプスあづみの公園~盛泉寺コースを巡る。


○第二十五番 天陽山 盛泉寺(波田町)
曹洞宗 御本尊 千手観世音菩薩

 天文21年(1552年)神林領主常和泉守公の菩提寺として開基、創建当初は「常泉寺」と号した。
 この寺から少し離れた水澤地区には、七堂伽藍を備え栄華を極め「信濃日光」と称された真言宗の若澤寺があったが、明治初期の廃仏希釈により取壊された。盛泉寺にはその若澤寺の貴重な品々が引き継がれている。

 本堂には、長野県宝の銅造菩薩半跏像、銅造薬師如来座像、波田町指定文化財の銅造菩薩立像、木造不動明王像が安置されている。
 本堂裏手高台に建つ、若澤寺中堂救世殿を移築・再建されたとされる水澤観音堂には、金亀多宝塔があり純金造の千手観音像が安置されていまる。

 
  ▲「信濃日光」と称された若澤寺の貴重な品々が安置されている盛泉寺

 
  ▲本堂裏手高台に建つ水澤観音堂

 
  ▲金亀多宝塔には、純金造の水澤千手観音像が安置されている

 
  ▲参道の線刻六地蔵



○第二十六番 栗尾山 満願寺(安曇野市穂高)
真言宗豊山派 御本尊 千手観世音菩薩

 神亀年間(七二五頃)、裏山の長者ヶ池から出現した一寸八分の黄金の仏像を、聖武天皇の勅願によってお堂を建てて安置したのが始まりと伝わっている。
 天正十二年(一五八三)には小笠原公の祈願寺となり栄えたが、明治初期の廃仏希釈により廃寺となった。幸い建物はそのまま残されており、明治十二年古幡貫善師により再興された。
 本堂に入ると、亡くなった後四十九日の苦しみを現していると云う大きな地獄極楽図が目に入る。また、左手には小笠原公の祈願寺を物語る上段の間がある。
 内陣の奥には前立本尊・十一面観世音菩薩が、その奥に十一面千手観音菩薩像が安置されている。

 参道入口には、日本三霊橋の数えられている微妙橋がある。欄干屋根付きの太鼓橋で裏にはお経が書かれており、お経橋とも呼ばれている。三途の河を渡る橋、善人だけが渡れる橋とされている。
 参道を上っていくと、広大な庭園が広がりつつじの時期には大勢の人で賑わう。

 
  ▲栗尾山つつじ園としても有名な満願寺

 
  ▲極楽地獄変相之図

 
  ▲上段の間

 
  ▲三途の河を渡る橋、微妙橋

 
  ▲微妙橋の裏に書かれたお経

 
  ▲美しい八重の藤が咲く

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蕗の煮物

2009-05-26 22:58:38 | 料理、食品加工
  ▲蕗の煮物には、決まって乾燥ホタルイカが

 田舎と云うとふるさと、おふくろ、そして『おふくろの味』となるのだが、何故か昔の田植え料理の『おふくろの味』について、友人とのメールで盛り上がっている。

 昔、農家の大きな行事の一つに田植えがあった。その時の料理に必ず「蕗の煮物」があり、そのレシピはどの家でもほぼ同じだった。我が家では、少し太い作り蕗(自然の物でない)を使い、乾燥ホタルイカが入った。時には、竹輪や油揚げも。

 こんな話で盛り上がると無性に食べたくなり、『おふくろの味』に挑戦してみた。
 蕗の皮を引き、湯がいてアクを抜き、乾燥ホタルイカ、竹輪、油揚げも加えてフライパンで炒める。

 息子の作った『おふくろの味』、当のおふくろは旨いと言ってくれるのだが、どうも昔の味とは違う。
 昔はもっと美味しかったのだが・・・

(27日追記)
 乾燥ホタルイカではなく、凍み豆腐(高野豆腐)が入った蕗の煮物もあったようです。(ご親切なメールを頂きました。)

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トマトに手

2009-05-26 12:56:49 | 農作業、山仕事
  ▲既に、小さな実を付けているイエローミニトマト

 「トマトに手をくれる」とは、トマトが大きくなれるように支柱を立ててやることですが、当地域ではこんな難しい表現をします。
 トマトに手を差し伸べてやると云うことなのでしょうか。トマトが手を伸ばせるところを作ってやると云うことなのでしょうか。

 霜対策用のビニールを取り外すと、既に花を咲かせ、中には実を付けているのもあります。
 立派に伸びて、たくさんの美味しい実が生るように、台風が来ても大丈夫な支柱を立てます。そして、雨に弱い(雨に当たると表面にヒビが入る)種類には透明ビニールの屋根を掛けます。

 完熟トマトを冷やして丸かじり! 、これが、トマトの最高に美味しい食べ方、その日を楽しみにしての作業です。

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昔の田植え

2009-05-24 19:59:58 | 風景
 とある掲示板サイトで、昔の懐かしい田植え風景が話題になった。

 昔は学校も田植え休みとなり、一家総出の田植えをした。隣近所の人たちは、朝早くから“ええっこ”(=ゆい)に来た。

 苗床から苗を抜き取り、持ち易い大きさの苗束にする。苗束を運び、所々にばら撒く。苗を植える位置を示す縄を張り、そこに何人もの人が並び、ばら撒かれた苗束を手にして一斉に植える。後方に縄を張替えながらその作業を繰り返していく。一枚の田が終わると次の田へ移る。
 植え終わった田では、畦に棒で穴を開け大豆の種を植える。これは子供の仕事だった。

 楽しいのは、“おこびれ”(=お小昼)だった。腹ごしらえの料理は、塩おにぎり、ニシンの昆布巻き、蕗やタケノコの煮物、漬物などが定番、他にはおやきや薄焼きも出た。
 小皿は蕗の葉で、楊枝や箸はそこいらの木の枝で代用した。

 子供たちも任された仕事を行い、立派な一員として認められた。

 今日の大型田植機があっと云う間に済ませる田植えとは違って、昔の田植えには農村の原点があった気がする。
 あれほど美味しかったニシンの昆布巻きが、今はどうしても作れない。

 そんな良き昔の田植えを再現しようとの話も出ている。何とか、実現してみたいものだ。

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郵政さん、しっかりして

2009-05-23 01:20:04 | つぶやき
  ▲「飛脚便」へ替わったアマゾンの宅配

 書籍やPC関係消耗品などの購入に、インターネット通販サイト「Amazon」を時々利用している。必要なものが在庫として常に有り値段が安い、そして何より、希望通りの宅配をしてくれるからだ。
 この宅配は、以前は「ペリカン便」だった筈だが、最近「飛脚便」に替わった。特に気にしていた訳では無いが、急ぎの配達もしてくれるし、配達情況などはネットで調べることもでき便利になったものだと感心していた。

 1日10万個とも云われているアマゾンの宅配が日通「ペリカン便」から佐川「飛脚便」に替わったのには理由があるようだ。
 「ゆうパック」と「ペリカン便」が統合して「JPエクスプレス(JPEX)」が事業を始めたのだが、宅配便はしばらく従前のままで事業を行うとのこと。当初の狙い通りに統合協議が進まず、機構やシステムの整備が遅れて、統合後にも不安を残す状況となっており、結果としてベルーナなどの大口顧客も離れているとのことだ。

 「郵政ビル取壊し」、「かんぽの宿疑惑」などで、“西川善文社長VS鳩山邦夫総務相”バトルは続いている。一般国民の常識を基準に考えれば決着はすぐにできと思えるのだが。

 障害者特別郵便不正使用では逮捕者が出た。国会議員の入れ知恵があったとかの噂も・・・、民営化は良かったのか、悪かったのか・・・、地域住民と密着していた郵便局が、最近は離れて行く感じさえする。郵政を支えてきた一般国民の心が、アマゾンの宅配のようにならぬよう、『郵政さん、しっかりして』と云いたい。
 友人に簡易郵便局の局長さんがいる。何かと苦労が多いようだが、頑張って下さい。

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りんごの摘果

2009-05-21 08:47:15 | 農作業、山仕事
  ▲中心のりんご以外は摘み落とされる
 
 りんご農家は、いま摘果作業に追われています。
 1ヶ所に5~6個の実が付きますが、中心の形が整って生長する実以外は摘み取っていきます。
 美味しいりんごの生る枝、りんごの間隔などを考えての摘果作業、しかも立作業、美味しいりんごを作るのは大変な仕事です。

 ハサミで切り落とされるりんごがほとんどで、木に残れるりんごはほんの僅か、りんごはどんな思いでいるのか・・・

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サーカス

2009-05-19 20:04:04 | 話題
  ▲ピエロ(長野県出身の女性)の一輪車曲芸

      旅のつばくろ 淋しかないか
         おれもさみしい サーカスぐらし
           とんぼがえりで 今年もくれて
             知らぬ他国の 花を見た  

             ≪サーカスの唄≫         

 峰に三角の旗を掲げた巨大な円形テント、その中の円形ステージで繰り広げられる動物たちの曲芸や楽しいピエロの軽業、そして綱渡りや空中ブランコの曲芸をハラハラ・ドキドキして見た子供の頃の思い出は誰もがお持ちでしょう。
 しかし、この思い出は年代によって大きく異なるようです。戦後生れの人たちには、哀愁を帯びた古賀メロディー「サーカスの唄」のような思い出ではなく、憧れにも似た明るい楽しい思い出となっているようです。

 千曲市で開催されているキグレサーカス公演では、久し振りにハラハラ・ドキドキ、童心に帰った思いをさせて頂きました。


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さつき晴れ

2009-05-18 09:33:35 | 風景
  ▲爽やかな五月晴れ

 5月の晴天を指す言葉になった『さつき晴れ』、昔は陰暦5月(今日の6月)梅雨の晴間を指す言葉であったようです。梅雨の晴間より5月の晴天続きの方が、『五月晴れ、皐月晴れ』と云う言葉に相応しいと思うのですが。
 陰暦で云々・・・と紛らわしい『さつき』ですが、JRA重賞レース「皐月賞」が4月に開催されるのは、もっと紛らわしい感じがします。

 難しいことは別にして、今日の麻績村は最高の五月晴れです。澄み切った青空、爽やかな空気、色を増した木々の緑、くっきりと見える遠くのアルプス、全てが鮮やかさを増幅処理したデジタル画像を見るようです。

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物価下落は歓迎か?

2009-05-17 08:33:46 | つぶやき
  ▲家電大型販売店では一斉に特別セール

  ○「携帯電話1円」が再来、しかも通信料金値下げのままで
  ○高速道路料金が値下げ、休日は1,000円で乗り放題
  ○ブルーレイレコーダーが6万円を切って大安売り
  ○パソコンが20~30%の大幅値下げ
  ○カジュアル衣料が値下がり傾向
  ○宿泊料金格安のホテルが出現
  ○高級寿司店の時価が値下がり傾向
      などなど、安くなったものはたくさんある。

 消費者としては大歓迎だ。
 国の追加経済対策で「エコポイント」が始まり、家電大型販売店では一斉に特別セールを始めた。国は環境問題を絡めて、“皆さんで消費拡大に努め、日本経済を活性化しましょう。”とのことだろう。

 でも、このデフレ傾向が少し心配だ。
 以前、ICや集積回路が大きく値を下げた。このような技術革新や健全な企業努力によるものであれば、好ましいデフレ傾向と云えるのだが、今日の安売りは全てがそうだとは思えない。
 雇用調整や賃金カット、下請を圧迫しての安売り、赤字覚悟の安売りなど、景気低迷期における好ましくないデフレ傾向に思える。
 企業の多くは実質的債務負担を増やすなど財務体質を大きく悪化させている。  『歴史は繰り返す』の言葉通り、近い内に自然淘汰が進み、生き残ったシタタカな優秀な企業が再び日本経済を担って行くことになるのか。

 一方、シタタカになることが至難なのが中山間地域の農業だ。値下げはあっても値上げのない農産物を、栽培基準や販売基準が年々厳しくなる農産物を、高齢化・過疎化の進む中山間地域で生産して行くことが非常に難しくなっている。
 理由は列記しないが、このままでは中山間地域の農業は衰退し、農村そのものが衰退して行く。国は食料自給率を上げるというがそれもできなくなる。

 全国には、シタタカな中山間地域農業を実施して成功しているところもある。
 国や地方自治体の政策に頼るところもあるが、民間企業が努力するような、農業者自らが知恵と工夫で、独自の農業を展開する努力も必要なのだが・・・
 兎も角、農産物に好ましくないデフレ傾向が及ぶことは、食の安全が崩れ、農村を破壊させることにつながる。何としても避けてもらいたい。

 消費者の皆さんへ。
 農産物は、値段が高くても安全・安心のものを求めて下さい。お願いです。

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限界集落

2009-05-15 08:26:32 | つぶやき
  ▲昔は、多くの人で賑わった村祭りだが・・・

 「限界集落」という言葉がある。高齢化が進み(65歳以上の人口比が50%以上の集落)、共同体の機能維持が限界に達している集落を云うのであるが、“後期高齢者”と同じく、当該住民にしてみれば実に嫌な言葉である。(このことから、最近は使用をしない様であるが。)
 私の住む集落も完全にこれに該当するし、周辺にも幾つかあるが、住民は “もうダメだ! 限界だ!”なんて思ってはいない。
 しかし、昔から住民として当然のこととして行ってきた、お祭りや共同作業、運動会などの行事への参加が、一番の動き手となる若者が少ないために、難しくなっていることは事実だ。
 若者たちは都市へ移り住み、生まれ育った家には盆暮れと冠婚葬祭の時に帰るだけ、これも年寄りが亡くなれば帰らなくなる。

 「限界集落」に対して「存続集落」と云う言葉がある。これは55歳未満の人口比が50%以上であり、跡継ぎがいて共同体の機能を次世代に受け継いで行ける集落を云う。
 これが健全な集落とのことであろうが、待っているだけではこうなる筈は無いし、住民の力だけではどうにもならない。

 国や地方自治体は、この度の経済対策で広範囲の施策を出している。また、高齢者対策の医療制度や介護保険制度も見直しが進められているが、「限界集落」を再生する施策は無いに等しい。

 「限界集落」に住む若者への優遇制度や、同居家族が介護する際の優遇制度、当該集落の整備や活性化に対する手厚い制度などで救っていかなくては、日本中に「限界集落」、「消滅集落」と云う嫌な言葉の集落が点在することになる。

 総務・厚労・農水・国交・環境省などと地方自治体が連携した、真に「限界集落」が再生できるような施策を期待したいのだが・・・。

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楽しい森歩き

2009-05-11 08:49:11 | 大自然の恵み
  ▲ウワミズザクラが満開

 今の森は、清々しく歩くのが楽しくなります。目的は山菜採取ですが、優しく迎えてくれる山野草や木々の芽吹きとの出合いは、体全身に元気を注入してもらう感じです。
 山ウド、タラの芽、ワラビ、コゴミを収穫。そして、満開のウワミズウザクラ、愛らしいフデリンドウに出会いました。

 ウワミズザクラの実は、小鳥や獣に食べられる前に採るのが難しくなっていますが、最高の果実酒となる材料です。今年も、頑張って採ることにしています。

 昨年発芽し越冬したフデリンドウが花を咲かせています(▼)。やがて、種子を土に落として一生が終る二年草です。落ちた種子の中で、幸運なわずかが芽を出していきます。大きな群生にならないのも、そんなことからのようです。
 

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